
先月、鈴木孝行氏から佐倉市に1億円の寄附をいただきました。心から感謝申し上げます。
市の青少年健全育成に係る事業で、困っているこども・若者に使ってほしいというご意向を伺っています。
いただいた寄附金は基金に積み立て、市内こども食堂への支援や経済困窮等により通園や通学に支障がある
世帯への支援等、寄附者のご意向に沿って、大切に使わせていただきたいと市では表明しています。
鈴木孝行氏は長年にわたり展開してきた事業の成功のお礼として、 施設の所在する14自治体に1億円ずつ
寄附されるものですから、他自治体と比べても寄付者が納得する使い道をしっかりと考えて決定してほしいと
思います。
先日見学したカーネギーホールのカーネギーさんは、地元の自治体が土地と運営予算を用意できた場合だけ、
建物と初期の蔵書を提供するというもので、約3,000弱の図書館に寄付をしたそうです。
単にお金や物を寄付したのではなく、できる限り持続可能な形で寄付をしたことがわかります。
ですので、寄付をしてくださった鈴木氏の思いをしっかりと受け止めて活かしていかなければなりません。
一方で、東日本大震災で被災した中小事業者の復旧費用を国と県が4分の3負担する支援制度「グループ補助金」を
利用した岩手、宮城、福島3県の事業者のうち、自己負担分の残り4分の1を制度の枠組みである無利子融資で賄った
30事業者が破産し、168事業者が返済を繰り延べたことが新聞に掲載されていました。融資や支援のありかた対して
考える必要があると述べられていましたが、困難を抱えた人に対してどんな仕組みが最適か考えるのが重要となっています。
会派でも様々議論をしたうえで、政策に反映できるようにしたいと思います。
写真;公園のスズラン