このコロナ禍で妊婦さん、新米ママさんの心配事はつきませんが、
陣痛の70パーセントは夜中と伺い、いざ出産の時に夜中はどのように病院へ
向かえばいいのかご心配の妊婦さんも多いかと思います。
初孫の出産を控えた新米ばばちゃんの私も24時間備えてました。
もちろん禁酒、禁外出。
佐倉市内はそもそも夜中にタクシーが走っていないですし、
都市部で夜中にタクシーが走っていても破水してしまってから利用できるのか?
も分からないですよね。日中でしたが、私自身も破水してから病院に向かった
経験がありますが、タクシー利用は遠慮して、電車とバスに立って乗車しました。
『妊産婦がどこにいても安心して出産が迎えられるようにするためには
救急車が夜中に妊産婦が入院している病院に頻繁に来るようでは
安心して過ごせないです。』とおしゃっていた、
長岡産婦人科クリニックの院長先生、介
護タクシー事業者さん、佐倉市の
健康増進課母子保険班の熱意で2020年
秋、佐倉市でも出産支援タクシーが
スタートしました。
要予約ですが、事前に事業者さんから説明を受けることができるので
安心して利用でき、出産支援、陣痛時に佐倉市全域、24時間対応しています。
予約していても妊婦健診からそのまま出産になったりして利用しなくなっても
キャンセル料はかからないそうです。
2020年11月、お話を伺った事業者さんは接客業20年の経験の持ち主ですから
笑顔で利用者目線の方で、安心出来ると思います。
予約は不安の軽減につながりますね。
24時間、出産支援している介護タクシー事業者は以下の通りです。
上座 介護タクシーふくろう 0120- 49- 2960
中志津 2丁目 おもてなし介護タクシー 090- 5218- 0823
王子台 1丁目 介護タクシー人力車 043- 310- 7750
上志津 ケアタクシーまねきねこ 0120- 971- 289
※介護タクシーは、基本料金のほかに、予約料と介助料金、
夜間や特別な介助等が必要な場合にはが加算料金が必要ですので
ご利用を希望される方は、各事業者に事前にお問い合わせ をお願いします。
以下、議会での陣痛タクシー、出産支援
タクシー導入の質問。(2017年11月)
◆11番(橋岡協美)
次に出産支援と陣痛タクシーについて伺います。出産の費用は50万円から60万円かかると言われています。そのうち42万円は出産育児一時金として加入している健康保険から医療機関に直接支払われるため窓口で支払う自己負担額は10万円前後となります。しかしながら分娩予約金がまず5万円から20万円必要とされており、妊娠、出産にかかわる費用の不安を訴える妊婦さんもいると聞いています。また、妊婦さんに精神疾患や知的障害がある場合の支援も心配されるところです。佐倉市としてどのような対応をしているか伺います。
○議長健康こども部長。
◎健康こども部長 お答えいたします。
佐倉市では平成28年度からの子育て世代包括支援センターの設置に伴い、妊娠届け出の際に全ての妊婦さんに面接を実施しております。その際に健診やお産の費用など経済的にお困りなことはないかをアンケートでお尋ねし、妊婦健康診査の費用助成や出産育児一時金などの助成制度のご案内とあわせて、必要な方にはお産の費用負担が比較的少ない産科医療機関をご案内させていただいております。さらに深刻な経済的な問題を抱えている妊婦さんには生活困窮者自立支援制度による家計の見直しや就労の相談につなげ、お産の費用だけではなく、ご家族の生活が安定するよう支援を行っております。精神疾患や知的な障害がある妊婦さんにつきましても保健師による家庭訪問を実施し、妊婦さんやご家族のご希望を伺い、児童青少年課や障害福祉課、産科医療機関など関係機関と連携をとりながら必要なサービスを調整し、安心して出産、育児ができるよう支援を行っております。
以上でございます。
○議長 橋岡議員。
◆11番(橋岡協美) 妊婦全員面接がとても有効になっていますので、さらに引き続き進めていただきたいと思います。
次に陣痛タクシーについて伺います。近隣市においては陣痛タクシーという仕組みがありますが佐倉市には陣痛タクシーがなく、夜中に来てくれるタクシーもなく、やむを得ず救急車を呼ばなければならないというのが現状です。子育てに力を入れている佐倉市として陣痛タクシーの必要性についてどのように考えるか伺います。
○議長 健康こども部長。
◎健康こども部長 お答えいたします。
陣痛タクシーとはタクシー会社が独自に行っているサービスで、妊婦さんがタクシー会社に出産予定の病院や予定日などを事前登録することで、陣痛が始まった際に優先的に配車をしてくれるサービスでございます。佐倉市においても妊婦さんから陣痛タクシーについてご相談をいただくことがあり、その必要性は感じているところでございます。市内のタクシー会社では陣痛タクシーの実施予定がないとのことから周辺市を対象としているタクシー会社に佐倉市も対象にしていただくようお願いをしてまいりました。しかしながら市内に営業所がなくタクシーが自宅に到着するまでに時間を要することから、安全に妊婦さんを医療機関まで移送することができないという理由により対象エリアにはできないという回答をいただいております。ご指摘のとおり現在佐倉市内を対象エリアとしている陣痛タクシーはない状況でございますが、市内のタクシー会社では営業時間内であれば事前相談の上、妊婦さんの登録などを行い、移送に応じてくださるとのことでしたので、希望する妊婦さんには情報提供をさせていただき、陣痛の兆しがあった場合には早目に産科医療機関に相談し、移送手段が確保できる状態で入院するようお勧めしているところでございます。
以上でございます。
○議長 橋岡議員。
◆11番(橋岡協美) 陣痛というと乗せるのを心配なタクシーの運転手さんもいらっしゃると思いますが、私も一番上の子を出産するとき電車で1時間、それからバスに10分乗って、陣痛が始まってから行きますので、夜中に救急車を呼ぶしかできないという状況をどうにかしてほしいということを申し上げました。近隣市は千葉市、四街道市、習志野市、八千代市、富里市、成田市、白井市、印西市が陣痛タクシーを行っています。印西市は千葉ニュータウン周辺地区のみですので、佐倉市もいきなり全域ということではなく試験的にどこかの地域だけできるよう施策を進めていただきたいと思います。妊産婦がどこにいても安心して出産が迎えられるようにするために救急車が夜中に妊産婦が入院している病院に頻繁に来るようでは安心して過ごせません。研究、検討をお願いいたします。