中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

できる衛生管理者とは(続編)

2024年03月21日 | 情報
産業医 東川麻子先生(㈱OHコンシェルジュ)の講演から、引用です。

◎産業医の情報収集の機会

〇一般的な産業医業務
・職場巡視
・作業環境測定
・安全衛生委員会
・健康診断結果による従業員との個別面談

〇こんなことも役に立つ
・基本的な企業の情報
・経営方針
・社内のルール
・組織変更の情報
・最近の社内の課題
・製品情報
・雑誌レベルの話が、おおいに役立ちます

◎意外に多い、こんな産業医が多い

・健康診断結果の悪い従業員に対して、
「この人には、かかりつけ医がいて診てもらっているようだから、そちらに任せておけばよい。」
・治療と仕事の両立支援
 がんや難病の治療中の従業員に対して、「主治医がいるのに、産業医が口出しするのは良くない。」
・医者の世界の常識に捕らわれすぎて、正しい産業医業務ができていない。

◎そんな産業医を動かすキーワード 「リスクを回避

産業医が対応せずにこのままにしておくと、〇〇〇というリスクが想定される。
それを放置するわけにはいかない。
そのリスクを回避するために、産業医にはこんなことをお願いしたい。
より明確に明確に具体的に伝えられるように考えてください。

◎産業医と仲良くなって、上手に誘導してください。

産業医は、医師。医療の専門家ですが、会社組織については、素人同然。
職場のことについては、衛生管理者の皆さんの方がずっと詳しいはずです。
遠慮せずに意見や要望をしっかりと伝えてみましょう。
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