中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

中小企業のメンタルヘルス対策の現状(定性的)

2011年12月21日 | 情報
中小企業は、十分ではないが既に対策を講じている企業から、
問題意識すらない企業まで様々です。

中小企業に共通する悩みを列挙しますと、
・経営トップに理解がない
・何をしてよいのか判らない
・担当する社員がいない
・対策が継続しない
・効果が上がらない
の5項目に集約できます。

しかし、悩んでいるのは、大企業も同じです。
「大企業は、人、資金、時間が潤沢だから、十分な対策が、講ずることが出来る、講じられている。」
これは、大きな誤解です。
メンタルヘルス対策が、企業にとっていかに難しい経営課題なのかを理解できると思います。
悩んでいるのは自分だけ、自社だけが出来ていない、他社は進んでいる、
全て誤解です。

メンタルヘルス対策を進めるためには、
情報を収集して、情報を共有して、わが国の産業界をあげて、対応しなければなりません。
人材は、資源の少ないわが国にとって、世界に誇ることができる唯一「貴重な資源」です。

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