中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

産業医の先生を十分に利用しよう(2)

2012年03月08日 | 情報
産業医の先生は、企業・事業所における健康管理、労災事故の防止に
少しでも貢献したいと考えています。

衛生委員会は、どんなに長くても2時間でしょう。
前回の従業員面接の時間は、4時間ですから、まだ2時間あります。
当面は、社員教育のカリキュラム作りに協力していただきましょう。

カリキュラム作りは、以下のように進めましょうと提案しました。

・MH対策ってなに
・わが社のMH対策の基本は
を念頭におきながら、

・最近の動向  政治・社会・企業・教育・人間関係等の現状の理解
・精神疾患、うつ病等の疾患の理解
・なぜ、精神疾患、うつ病に罹患するのか
・自らの社内・社外における、日頃の行動・言動の反省と見直し
・精神疾患、うつ病に罹患しないためには、どうしたらよいのか
・精神疾患、うつ病に自ら罹患したと感じたら、どうする
・同僚・部下・上司の行動・言動の変化への気づきと対応
・いつもと違う同僚・部下・上司に気づいたらどうする
・精神疾患、うつ病等のり患者を無くすためには、どうする
等を研究します。

産業医の先生に協力いただけることはたくさんありますよね。
さらに、上記のことを事前にお願いしておけば、先生も準備できますから、
時間の節約が可能になります。

さあ、どうでしょうか、社員教育を「手作り」での意味も理解いただけるのでは。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする