中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

(安全)衛生委員会は、ほんとに必要なのか?

2012年03月01日 | 情報
今週は、(安全)衛生委員会についてです。

(安全)衛生委員会は、法令で定められているから、実施しなければならない。

その通りなのですが、現実は、
・なかなか実施できない、
・実施しても継続しない、
・合意事項を実施に移せない
・そのうちに、開催すら危ぶまれる
ではないでしょうか。

以前は、それでも通用しましたが、今日のようにMH問題がクローズアップされてくると、
(安全)衛生委員会の役割・位置づけも大きく変化、すなわち重要になってきています。

労基署が企業に立ち入り検査に入る理由は、殆どが
・重大な事故を引き起こした
・内部告発があった
の何れかです。
そして、監督官から最初に聞かれるのが、
・(安全)衛生委員会を実施していますか?
・(安全)衛生委員会の記録を見せてください
です。すなわち、行政当局が(安全)衛生委員会に注目している証左に他なりません。

企業として、安全配慮義務を履行したい、活力ある組織にしたい、といった要望があるのならば、
まず、(安全)衛生委員会を月1回以上実施することから始めることを検討してください。
また、MH対策がなかなか上手くいかない、効果がでない、どうしたらよいのか分からない
と悩んでいる、経営者、人事労務担当、健康管理スタッフの皆さま
まず、(安全)衛生委員会に取り組んでください。

(安全)衛生委員会の取り組みから、MH対策の実効が始まります。
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