熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

町内の自治会副会長の仕事

2019年07月15日 | 生活随想・趣味
   鎌倉に移り住んで6年目、順番が回って来て、自治会の役員になり、何の弾みか、新参者が、自治会の副会長に選ばれた。
   千葉に居た時、10年ほど前だが、自治会の副会長をやった経験はあるので、別に、意気込むこともないものの、多少、気にはなっている。
   
   3~40年ほど前に開発された500戸程の新開地住宅の集合体なのだが、やはり、少子高齢化の影響を受けて、町内会も様変わりになってきたようである。
   かなり各戸の敷地が広いので、空き家になると、その地所に2軒の新築住宅が建つことが多く、それに、最近では、2世帯3世帯住宅になっているところもある。
   わが家の場合も、建坪60坪あるので、家族6人住めている。

   今回の役員も、高齢化や体調不良、殆ど空き家と言った状態で4軒が役員をパスしたのだが、将来孫たちがお世話になる町内でもあり、まだ、私自身動けそうなので、少しでも役に立てればと思って、後期高齢者ながら引き受けたのである。
   首都圏のマンションやアパートと違って、町内では、結構、近所の付き合いと言うか、顔見知りになっていて、世間話をしたり挨拶を交わす程度の接触はある。
   特に、町内の安全維持のためのパトロールに参加していると、自然と親しく付き合うようになり、開発初期時代からの住人が多いので、色々な情報が聞けて、結構、参考になり助かっている。

   副会長なので、会長補佐の他に担当を持っており、私の役割は、自治会館の管理維持と住んでいる地区の地区長。
   町内会の仕事で、やることはそれ程変わらないのだが、大きく変わったのは、その事務処理というか、連絡は勿論記録なども含めて、ICT革命の影響を受けて、すべて、インターネットで行わなくてはならず、WordやExcelは、当然として、相当、インターネットに習熟しパソコン処理の能力がないと、付いて行けないと言うことである。
   私の場合は、同年代の友人たちと比べれば、所謂ITデバイドから免れてはいるので、多少恵まれている方だが、やはり、混み入った作表や資料の作成などは無理で、膨大なアーカイブ資料からの情報の検索などにしても、苦痛である。
   グループの役員に、パソコン処理やインターネットに習熟した若い人がいるので、殆どお世話になっているので、事なきを得ているのだが、全く知らないと言う訳にも行かないので、背伸びをしている。

   千差万別、色々な依頼があって、その対応はこもごもなのだが、その一つ、
   アナログの仕事として、先日、プロのピアニストを呼んでコンサートを開くので、会館備え付けのピアノの調律をしてくれと依頼が来た。
   記録や会計帳簿をチェックすれば、前に何時どのような形で調律したか分かるのであろうが、面倒なので、この2年間の会長に聞いたら、やっていないと言うので、やらねばならない。
   担当の掛の役員は、多忙だと言うし、ほかは老主婦たちなので、私がやる方が速いと思って、まず、ピアノのメーカーを調べたら、東洋ピアノのBallindamm(バリンダム)。
   カワイなら、わが家に来ている調律師に頼めばよいのだが、初めて見るピアノなので、このピアノを調律してくれる調律師をインターネットで調べたら、しっかりした会社が見つかり、無事、終了。
   調律の後、リヒテルなどロシアのピアニストの話や、ベーゼンドルファーは、ウィーンで弾いてこそ名機なのだと言う話など、話題が弾んだのだが、調律費用は、ほぼ、一定のようなので、資格のある有能な調律師に依頼すべきであると言うことが分かっただけでも収穫であった。

   いろいろ、過去の柵があったり、町内会のトラブルや故事来歴を知り過ぎている古老がいたり、雑音が入って、結構、かじ取りが難しいのだが、私は、鎌倉では新参者、面倒なことがない限り、過去との関りなど、そんなことは適当に打っちゃって、正論、正攻法で突っ走ろうと思っている。
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