熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

鎌倉日記・・・大船フラワーセンター:八重桜、フジ、牡丹(2)

2015年04月24日 | 鎌倉・湘南日記
   八重桜フゲンゾウ(普賢象)の梢を小鳥が渡っている。
   時々、花にくちばしを突っ込んで蜜を吸っているのだが、敏捷に飛び回るので、写真には撮りにくい。
   私の場合は、連写せずに、ワンショット撮りなので尚更だが、デジタルカメラの自動焦点のお蔭で、偶に、ピントが合うので助かっている。
   大概、メジロかシジュウカラで、この日は、メジロが枝を渡っていて、すぐに飛び去ったかと思うと、シジュウカラが飛んで来て、暫く、華麗な桜の花の中を飛び回っていたので、眺めていた。
   千葉の私の庭に来ていたメジロやシジュウカラは、殆ど必ず、番であったが、ここでは、広いためか、夫々、不思議にも単独行動であった。
   
   
   

   フゲンゾウは、以前に、私の千葉の庭に植えていた。
   8年間留守にしていて、ロンドンから帰った翌年の春に、爛漫と咲いて、私たちを迎えてくれたのだが、それだけを待っていたかのように、翌年に枯れてしまった。
   ロンドンもそうだが、ヨーロッパの桜は殆ど濃いピンクの八重桜だったのだが、ぼってりとした感じで、美しいと思ったことは一度もなかったので、わが庭のフゲンゾウが懐かしかった。
   フゲンゾウの雌しべは、細い葉のように花の中央から2本出ており、この雌しべが、普賢菩薩の乗る普賢象の鼻に似ているので、この名がついたのだと言う。
   とにかく、素晴らしい八重桜で、この鎌倉の庭でも植えたいのだが、大木になるし、毛虫や病虫害の世話が大変なので、諦めている。

   私が住んでいた住まいのすぐ傍に、ロイヤル・キューガーデンがあったのだが、ここは、世界中に、プラントハンターを送り込んで、あらゆる植物を蒐集して来て栽培している学術的にも評価の高い世界最高峰の植物園なので、松前桜など日本の桜の木が何種類も、あっちこっちに植えられていて、嬉しかった。勿論、椿もモミジも、結構、植えられている。
   ソメイヨシノかどうか忘れてしまったが、日本からの桜が何本か群稙されていて、その前に菜の花が咲き乱れている風景は、日本そのものであった。
   
   
   
   

   さて、大船フラワーセンターで、今、咲いている八重桜などは、次の写真のとおりである。
   夫々に趣があって美しく、創造主の素晴らしい匠の技に感嘆せざるを得ない。

   菊桜
   
   
   
   

   御衣黄
   
   

   日暮
   
   

   天の川
   

   泰山府君
   
   
   

   兼六園菊桜
   
   

   福禄寿
   
   

   松月
   
   
コメント
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