行ってきました!北海道博物館!!
北海道開拓記念館と北海道立アイヌ民族文化研究センターが統合し、リニューアルオープンした博物館です。
博物館のオープン初日に来館するなんて…。それもわざわざ飛行機に乗って…(^^;;
自分でも半ば呆れる物好きぶりですが、これも天の導き。友達が勤めてなかったら…、格安航空券がなかったら…、仕事が忙しかったら…、まず間違いなく行くことはなかったはずのオープン初日の北海道博物館(笑)
でもでも、結果的には行ってきて本当によかったです。いろんな導きに心から感謝。その理由はおもに3つ!
①オープン記念のトークイベントが面白かった。博物館が生まれ変わるまでの話とかオススメ展示について、各フロアの担当学芸員が熱く語ったくれました!!
②「生き物たちの北海道」の展示フロアが画期的で、斬新だった!!
③偶然見つけた小樽の宿で早春散策を楽しめた!!
というわけで、今日は②の「生き物たちの北海道」の展示を見学した感想を、小生意気に語っちゃおうと思います。
まず第一印象は全体の割合からするとわけして広いとスペースとは言えませんが、遊び心あふれる仕掛けが満載だっていうこと。小さな子どもでも感覚的に楽しめ、自然への興味が刺激される、そんな空間でした。
なかでも楽しいなって思ったのは、「どんぐりころころ」
フロアの半分くらいに作られた森の中、張り巡らされたレールの上を、「ピタゴラ装置」さながら、どんぐりがコロコロと転がる仕掛け。
どんぐりと言っても、実際には転がりやすいよう木でできたピンポン玉大のボールなのですが、入り口近くでハンドルを回すと、そのボールが一つ飛び出す仕組み。
子どもたちは、自分が落としたどんぐりを追いかけながら森の中を追いかけます。レールはときに影にかくれたり(①)、階段をくだったり(②)…。そして、何カ所かに分かれ道があり、熊に食べられてお尻から穴に落ちたり(③)、カケスに隠されて穴に落ちたり、木琴状の坂道を転がったり…。最後まで行き着いたどんぐりは川に落ちるという仕掛け。
これ、面白くて何回もやりたくなるし、やっていくうちに自然と森の仕組みを知ることになります。木琴坂道を転がる音もすごく可愛くて、何度も聴きたくなっちゃうんです。
もちろん森の中には色々な動物が隠れているから発見する面白さも味わえます。
あれ?こんなところにも…って感じで、気をつけていても、後から気づいたものもありました。
この手の発見型の展示は、最近の定番とも言えそうですが、ピタゴラ装置は斬新だし、何より画期的なのは、全体的に「腐食連鎖」を意識したものがとても多いということです!!
腐食連鎖っていうのは、枯死した生物が段階的に分解され、土にかえるまでのサイクル。←というつもりで使ってますがあってますか?
例えば、森の中で死んでしまった鹿がどのようにして土にかえっていくか。手前の取っ手をめくると、鹿の腐肉に集まる分解者たちが現れます。
サケの死体にいたっては、模型の尻尾部分を持ち上げると、虫が蠢く様子が動画で見られる仕掛け。模型の手触りもどこか生々しいんですよね(¬_¬)
きっと、うげぇーってなる人も多いと思うのですが、これって生態系を理解する上で、すごく大切なことだと思います。そこにスポットを当ててくれたところがすごい!!土壌生物の展示もすごく多かったです。トークイベントのときに学芸員さんも「こういう展示は全国でもあまりない」って言っていたので、これ、全国の自然系博物館に.もっと広がって欲しいなぁと熱望します。
海辺では、打ち上げられたネズミイルカがカラスにつつかれている場面も…。
こういう模型も、業者の人と博物館の学芸員さんが綿密な打ち合わせを何度も重ねてできるらしいんです。傷の数とか、深さとか、方向とか…。そんな細かいことも検証しながらできるだけリアルなのを作っていくんだそうです。まさに職人の技と学芸員の知の結集!そんな話を事前に聞いていたので、これまでの何倍も楽しめました。
あと、「ヒトの近くの自然」というコーナーも面白かったです。外来種の問題や曖昧になるヒトとそれ以外の動物の境界線、ヒトが出すゴミの問題などが取り上げられていました。
それに、何と言っても愛らしい動物ソファー。クオリティにこだわったこちらの展示には子どもだけでなく大人もメロメロになること間違いなしです。ヒグマソファー、シャチソファーの他にも可愛い剥製たちも迎えてくれます。
こちらは実物の大きさと重さを再現したサケのぬいぐるみ。
ぬいぐるみ用にデフォルメされているとはいえ、基本的には実物を忠実に再現。持ち上げたときのずっしり感に驚かされます。
子どもが楽しめるものって、結局は大人も楽しいものなんですよ。わたしだけじゃなくて、他の大人もぬいぐるみと戯れてる人が多数いました。ハマるほどに新たな発見がある、そんな楽しい仕掛けがたっぷりでした!!
今、上野にある国立科学博物館もリニューアル中ですが、そちらのオープンも楽しみになってきました。どんなに楽しくても、やはり横浜からわざわざ札幌へ行くというのは現実的ではないですよね(笑)
もっともここでは触れていませんが、自然系の展示だけでなく、北海道ならではのアイヌ文化についての展示も多く、そちらに興味のある方には、わざわざ出向く価値も大きいかもしれません。
いずれにしても、札幌近郊の方、また札幌方面にお出かけの折には足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?友人学芸員も喜んでくれると思うので是非よろしくお願いします\(^o^)/
友人よ、よく分かりもしない素人が好き勝手に書いちゃったけど、最後は宣伝したので許してねー。ほんと、すごく楽しかったです!!!!!
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