ひっつき虫だよ～

ひっつき虫は、くっつく種の総称です。

地域によって、呼び名や、指し示す植物にずいぶん差があるようです。

自分自身は、ひっつき虫といえば、オナモミを思い出すのですが、最近のご近所の子どもたちは、センダングサをそう呼んでいるようです。





センダングサって言っても、アメリカセンダングサ（上）やコセンダングサ（下）、その中間種のコノシロセンダングサなど、近縁種がいくつかあります。写真を見ると、花の形が少し違うのが分かるかと思います。詳しくは図鑑で調べてみてくださいね(丸投げ～）。

でも、そんな細かな違いなど、遊んでいる子どもたちにとっては、どうでもいいみたいですね（笑）

雪合戦のように、ひたすら種を投げ合っては、はしゃぎまわっています。

センダングサの種子の先は、とがった針になっていて、しかも、釣り針のように細かい返し針までついているので、一度服につくと、ななかなかとれません。機会があったら種の先を虫眼鏡で見てみてください。その仕組みに、おもわず唸ってしまいますよ。

まあ、こんな風に自然とたわむれている子どもの姿を見ると、どこかホッとするものです。ほのぼの～

公園の片隅に座り込んで、ひたすら小型ゲーム機とにらめっこしている集団を見ると、なんだかぞっとしてしまうのって、わたしだけじゃないですよね。みんな無言で、ひたすらゲームやっていても一緒に遊んでるっていうのかしら…？

さてお次は…

毛虫だぞ～～～っ！！！



…って、遊んだことある人いますかぁ？

これは、ひっつき虫ではないですね。ちょっとおまけです（笑）



ご存知チカラシバ。ねこじゃらし（エノコログサ）の親分みたいな奴です。
穂の下の部分を親指と人差し指で押さえ、上に引き上げると、まっ黒くろすけみたいな毛虫の出来上がり。

子どものころ父か母に教えてもらったような…。

今の時代、お金を出せば手に入る刺激的な遊びが多いですが、こうした素朴な遊びも、ぜひとも伝承されていってほしいなと思う今日この頃です。





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芸をする野鳥！！

本日は立冬。暦の上では冬になりました。
早いなぁ…って、思う気持ちもあるのですが…



もうサザンカの花も咲き始めています。

♪サザンカ、サザンカ、咲いた道～
たき火だ。たき火だ。落ち葉たき～♪

う～ん、まさにそんな季節ですよね…。



さて、ここからが本題です。



だんだん、生き物が少なくなってきた今日この頃ですが、木々が葉っぱを落としてくれた分、小鳥たちがよく見えるようになしました。

このカラフルな野鳥はヤマガラといいます。カラフルといっても落ち着いた色の組み合わせ。大好きな鳥です。ここ何年か、三ッ池公園では見かけていなかったのですが（探し方が悪いだけかも…）、しばらくぶりに出会うことができて、嬉しくなりました。

この秋、どこかの山から下りてきたのかな？

ヤマガラは、芸をする野鳥として飼育されていた記録をもつ世界で唯一の鳥です。

まだ、鳥獣保護法が浸透していなかった1980年ごろまでは、神社の境内などで、ヤマガラのおみくじひきが行われていたようですので、記憶にある方もいらっしゃるかな？わたしも、実物こそないですが、テレビでは見たことがあります。YouTubeで「ヤマガラ おみくじ」って検索すると動画が見られますよ～。

ヤマガラは学習能力が高く、遡ること平安時代から、飼育して芸を仕込んでいた記録があるらしいです。ヤマガラ専用の「山雀籠」なるものも存在していたようですよ。

もっとも、おみくじ芸は戦後の主流らしく、昔は「輪ぬけ」とか、「かるたとり」とか、「つるべあげ」、「那須の与一」なんて技をやっていたそうです。特に江戸時代には盛んだったんだって。

声を楽しんだウグイスや、姿を楽しんだメジロなんかと並び、人と密接なかかわりがある野鳥だったんですね。

本当に愛くるしい小鳥なので、これから公園に行く楽しみが増えました。また会えるといいなあ…(*^_^*)





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