YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

綿繰り

2012-11-17 18:01:58 | 日々のお話


今朝は、ちょっとばかり、刺激の強いお話でしたが、夕方は、ほっこりと(*^_^*)

件のカイコ、繭から真綿をつくったのは先週のお話。今日は植物の棉から綿を取り出しました(^O^)/

写真は綿花の実。



種から大事に育てた、愛すべき綿花。アオイの花によく似てます。なんてったってか同じ科ですからね(*^_^*)



その実が熟して弾けたものが、いわゆるコットンボールです。

もこもこ、ふわふわ。





まずは、余計な部分を取り除きます。

細かいゴミもできるだけ丁寧に取り除かなくてはいけません。収穫してから、放置してあったので、けっこう面倒です(¬_¬)



昔ながらの「綿繰り器」を借りてきました。うわ~、年季ものです。今では、なかなか手に入らない、昔の人の知恵の結晶。





昔の脱水機みたいな、ローラに、種付きの棉を挟んでクルクルさせると、硬い種は手前に残り、綿だけが、反対側にすいこまれていきます。

すごい!!

この、種と綿を分ける作業を「綿繰り(わたくり)」って言うそうです。しかし、これが意外にも、ちまちまとした作業。なかなか、はかどりません。





分離された種と綿。

しかしここから先も、まただ作業は続きます。綿打ちをして、さらにフワフワにしないとね。先人の知恵と、努力には、まったく頭が下がります。

綿を作るのがこんなに大変なんて…。だから、打ち直しながら大切に使っていたんですね。ありがたみを実感しました。いや、ほんと、すごいですっ!!

何事もやってみないとわからないものなんだなぁ~。

作業はまだここまでしか進んでいないので、続きはまた後日になります。ちゃんと使えるものが、できるのでしょうか?

乞うご期待(^O^)/





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蛹を食べた話

2012-11-17 06:20:09 | 日々のお話


おはようございます。とりあえず、さわやかにユリオプスデージーの写真から始まりましたが、今日は朝から衝撃映像でございます。なんてったって「蛹を食べた話」ですからね。虫嫌いの方は閲覧にご注意ください。

蛹を食べるきっかけになったのはこちらの記事

繭玉から綿

カイコの繭から真綿を作ったことを、あちこちで話していたところ、カイコの蛹の佃煮をいただいちゃいましたっ!!!

「かいこのさなぎ」というシンプルな名前で流通しているようです。

それではみなさん、心の準備はいいですか?衝撃映像、行っきまっすよ~




↓↓↓↓↓








↓↓↓↓↓





ジャジャーンッ!



Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

いやっ、無理でしょこれっ…

わたしは、飼育したことあるから知っているんですよ。こいつの正体を…



1mmほどの小さな小さな幼虫が、桑の葉食べて大きくなって…

新幹線みたいな姿になったら繭を作るんですよね。



真っ白な体は、すでにシルクの手触り。体のほとんど、糸がつまっているらしいです。だから、繭は終齢幼虫よりずっと小さいんです。

やがて、繭を破って、こんなやつが出てきます。(以前は、養蚕業を守るために、カイコを成虫にしてはいけないと、法律で定められていたんですが、現在では、その法律はなくなっています。)

これは、これで、意外にかわいい。ちょっと妖精チックです↓↓↓



でも、幼虫から成虫へと変身する、その間。どうしても理解しがたいのが、蛹という時期です。いったいどうやったら、あの細長い幼虫に、羽が生え、触覚が生えてでてくるのか…

見た目だって尋常じゃないですよね



これが、繭の中で、ひっそりと羽化の準備を続けている蛹です。これを茹でて甘辛く煮つけたのが、蛹の佃煮…

証拠写真はないですけどね。

食べましたよ。まるごと一つ。

ちゃんと噛んでから飲み込みました。

うわぁぁぁ~っ
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

また一つ、なにかを越えてしまった気分です。

味は…

佃煮味…?
ただ、フキノトウのようなかすかな苦みを感じました。桑の葉のアクなのかなぁ…。

食感…?
桜エビをやわらかく煮た時のような感じでした。蛹って、つまりは殻ですからね。
羽のようなものは感じませんでしたから、きっと、まだ変体はしていないんですね。

いや、むしろわたしが変態の域に…。こんなに詳しく説明しちゃっている時点で、何かが終わっている気がします(^_^;)

イ◯トアヤ◯さんには、到底かないませんが、ゲテモノ食いにおいては、足元くらいには到達してしまった気分です。夏にはカンボジアでクモも食べたしね(コチラ)

まぁ、自然観察は諸感覚をフルに使うことが大切ですし…(笑)
なかなか使うことの少ない「味覚」を使えたことは貴重な体験といえましょう。

養蚕の副産物でもあるカイコの蛹。少しの無駄もなく、生活に役立てていた昔の人の暮らしには頭が下がる思いがしました。
好んで食べたいものではないですが、大切なことを学べた気がします。

朝から気分を害された方がいましたら、ごめんなさい。今後もお付き合いくださいね(*^_^*)



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