YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

11 春の森

2012-05-21 18:01:48 | 清里・野辺山2011~2012




清里の森は、春と初夏を一度に迎えたようなにぎわい。スミレはあちこちで群落をつくっていました。
写真はスミレサイシンとツボスミレでしょうか…?まったく自信がありません(^_^;)




路肩にはムラサキケマンが列をつくって咲いていました。もう終わりに近いようです。





林内では、シロバナノエンレイソウやヒメイチゲが咲いていました。ツクバネソウは、花が終わってころんとした実をつけていました。



薄暗いあたりには、テンナンショウの花。少し日の当たるところにはチゴユリがちらほらと咲きだしていました。

これからのシーズンを楽しませてくれそうなのは…





マイヅルソウやコバイケイソウ。オオウバユリなんかも、新しい芽を出していました。





そして、今回いちばん目をひいたのは、ツツジのピンク色です。
まだ咲き始めたところで、これからが見ごろなのではないかと思います。写真はアカヤシオでしょうか?

天然記念物のオオヤマツツジがあるというので、見にいきましたが、ずいぶんと山の中を歩くので、途中で断念してしまいました。人気のない山道はどことなく物騒ですからね。でもちょっと後悔しています。

10 母は強し!

2012-05-21 05:58:08 | 清里・野辺山2011~2012
本日は小満。
そして、新月。金環日食がそろそろ始まります!!そんな中、のんきにフクロウツアーの続きをどうぞ!!





フクロウのお母さんです。
雛を温めていたのに、急に人間が近づいてきたためにあわてて巣箱から飛び出します。

「何しにきやがった。この邪魔者たち~!!」って顔してますよね。ものすごくにらんでいます。
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい…。

この個体は母性本能が強いのか、闘争心が強いのかは定かでないのですが、果敢に人間にむかってきます。

前日にホテルの担当者が確認に行ったところ、少し巣箱に近寄っただけで、うしろからガツンと蹴りをくらったそうです。
そして、そのあとも2回目、3回目と攻撃を受けたのだとか…。キック力はかなりのものだそうです。狩りをするための鋭い爪がありますから、流血ものです。フクロウはネズミなどを捕食していますから破傷風菌などの病気の感染が恐ろしいのです。すぐに病院に行って手当をしたとのことです。






今回は18名という大所帯だったためさすがに襲ってはこなかったものの、離れた木から鋭いまなざしでずっとこちらをうかがっています。時折前傾姿勢になり、向かってこようかどうか悩んでいる様子…。わが子を守るため、母親は命を張っているように見えました。

ちなみにお父さんフクロウは、おもに餌探し担当なんだそうです。せっせとメスの子どもたちに餌を運んできます。フクロウは、一度つがいになるとどちらかが死ぬまでずっと添い遂げるんだとか…。愛情の深い動物のようです。