YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

小さなボタン

2012-05-04 18:00:54 | 身近な自然情報


朝に続き黄色い花です。こちらはぐっと背が高く、名前は「キツネノボタン」。



金平糖のようなころりとした実をつけるので、てっきり洋服のぼたんを想像していました。でも、よく調べたら、葉っぱの形が牡丹に似ているそうです(^_^;)
思い違いってやつですね。それにしてもかわいい実です。



こちらは「ヤエムグラ」の実です。こちらも小さな小さなぼたんのようですね。ヤエムムグラは葉や茎に小さな刺があるので,衣服によく引っかかることから,「勲章草(くんしょうぐさ)」とも呼ばれています。輪生した葉っぱをうまく利用すれば「勲章」のように見えるからですね。最近の子どももそんな遊びをするんでしょうか?

ヤエムグラといえば百人一首に「八重葎茂れる宿の淋しきに、人こそ見えね秋は来にけり」というのがあります。しかし、ここで歌われているものは別物。どうやら現代では「カナムグラ」と呼ばれる繁殖力が半端でないつる植物のことのようです。なんてったって、ヤエムグラは春の植物ですから。



最後はキツネノボタンにいたカメムシの赤ちゃん。なんていう名前なのかな?まだ小さくて柔らかそうでした。

イチゴはイチゴでも…

2012-05-04 06:19:34 | 三ッ池公園の自然情報


昨日、イチゴの種まきの記事を書きましたが、早くもハプニング発生!
ちり紙の上にのせて乾かしていたら、密着してちり紙から離れなくなってしまいましたっ!!とりあえず継続中です(^_^;)

さて、今朝のイチゴは「ヘビイチゴ」です。
今は花の時期ですが、もうしばらくすると、小ぶりながら、おいしそうなイチゴがなります。しかし、味はまずすぎです。だから蛇のいちごで「ヘビイチゴ」。なんで蛇なんでしょうね…。

ヘビイチゴの仲間はいくつか見分けが難しいものがあります。ポイントとなるのは黄色い花びらの間に見える副蕚片です。これが、花びらと同じながさなら「ヘビイチゴ」、花びらより長ければ「ヤブヘビイチゴ」です。



さらに副蕚片が目立たないものは「オヘビイチゴ」となります。
こちらは「ヘビイチゴ」と名前がついていますが、分類上は「キジムシロ」の仲間に分けられるというからややこしい…。

キジムシロの仲間には、「ミツバツチグリ」なんていうのもあって、「オヘビイチゴ」と花はそっくり。葉っぱも、光沢のあるなしはあるものの、同じ3小葉なので区別が難しいです。



ツチグリといえば、先月みつけたツチグリ(キノコの仲間)は、胞子を飛ばすという役目を終え、すっかり干からびていました。お疲れ様!

生き物は、分類しようと思うと、いろいろとややこしいですが、細かいことにはこだわらず、のんびり眺めるのが好きです(*^_^*)