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YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

なりすまし?トラカミキリの擬態!!

2020-07-20 07:26:00 | 昆虫・蜘蛛


ヨツスジトラカミキリ(カミキリムシ科)
体長13〜18mm 関東以西 平地〜山地

公園や遊歩道でも普通に見かけることができるカミキリムシですが、一見ちょっと近寄りがたい雰囲気。

だってだって…



よく似てるではないですか…
遠目には、すっかり騙されがち。

トラカミキリの仲間は、武装派集団「?)のスズメバチに擬態して、まさに「虎の威を借る狐」なのです。

環境に擬態するのはわかるとして、他の生物に擬態するって、どういう進化の過程なのか…∑(゚Д゚)

そもそもカミキリムシは、スズメバチが敵に襲われにくいと知っていて、その姿を変えてきたのだろうか???

それとも、偶然生き残った突然変異体がハチの姿だったのだろうか???

ハチに擬態する生物は他にもたくさんいるから、出現しやすい色や模様なの???



そういえば、アリに擬態するクモなんてのもいましたね。

右は本物のアリ。左はアリグモ。

擬態って考えてみると、とてもすごい技だと思います。









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擬態の名人!エダナナフシ!!

2020-07-16 07:39:00 | 昆虫・蜘蛛



少し前の話になりますが、三ツ池公園でエダナナフシを見つけました。

この辺りでよく見られるナナフシは、ナナフシモドキか、エダナナフシ。



触覚が長いのがエダナナフシ

…でいいのかな?
相変わらずいい加減な同定です(^^;;
とにかくこの細い体はナナフシに間違いなし!!
どこにいるか分かりますか↓



写真だとやりより分かりにくい…。
でも、まったく動かないのでリアルな日常でもなかなか見つけられないのがナナフシです。

生息域は広く、都市部にも多いのですが、見つけるとレア感があるのはこの擬態のため。




やたらと細い体は、枝や茎など植物体と同化するため。

今回は、運良く目の前にいる個体を発見できたので、じっくりと観察させてもらいました。



エダナナフシって羽がないんですね!?
これで成虫らしいです。

ナナフシの仲間は羽がないものがほとんど。

この辺りでよく見られるナナフシモドキにも羽がありませんが、なんと飛べないかわりに卵を鳥に運んでもらうそうです(一度飲み込んでもらって、排出してもらう式)!?

なんという離れ技!!!!!



ナナフシは単為生殖で増えるものも多いそうです。その卵は植物の種にそっくり。なんとも擬態に特化した生き方を選んだものです。

連れ帰って飼育してみたら、卵が見れたのかなぁ…。

最近はテラリウムとかいうんですか?
こんなかっこいい飼育槽もあるみたいです。


Amazon


カッコいいけれど、さすがに高い…
_| ̄|○


1200円の水槽に草を入れる程度で我慢しておきましょう(笑)


カミキリムシ水槽@職場

目指せ!ナナフシ水槽!!!





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フンダマシってなんだ?

2020-07-06 22:20:00 | 昆虫・蜘蛛



雨降り月曜日。
本日は蜘蛛のお話。苦手な方はお気をつけください。

九州の豪雨、ただ、ただ心配です。
このところ自然災害が起こるたびに、新たな言葉を知ります。今回は「線状降水帯」。映像を見ているだけで恐ろしくなる量の雨です。被災地の皆様の安全と安心が確保されることを心よりお祈り申し上げます。

さてさて、本題のクモのお話。




ススキの葉っぱの裏にくっついていたこちらの不思議な物体。

蜘蛛なんだそうです!?


シロオビトリノフンダマシ
コガネグモ科 生息地:日本
♂1〜2mm ♀5〜8mm

これ、生き物なんだー

そして糞というには鮮やか!!

確かによくみると頭と脚を密着させているクモの姿が見えるような…




…見えないような

だいたい「フンダマシ」って、文法的には「糞を騙す」的な解釈になるのでは…?
糞を騙すって、ちょっと何を言っているのか分かりませんね(^^;;

ちなみにこちらの蜘蛛、昼間はこうして葉の裏に潜み、夜になると網を張って獲物を狙うそうです。

なんとも不思議な生態です。

動いているところ、見てみたいかも。





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夏至の頃の公園散策〜草むらの虫たち〜

2020-06-28 11:03:00 | 昆虫・蜘蛛


雨降りの日曜日。
朝から張り切ってサンドイッチを作った後は、なんとなくダラダラしています。



こんな日は、散歩に行くのも億劫だし。本でも読むかなぁ…。

昨日は2週間ぶりの三ツ池散策。
一層緑が濃くなった木々。生茂る草むらには、身を潜める小さな生き物たちがいっぱい。

以下見たものリストです


身構えるオオカマキリ(幼虫)

光らないホタル!クロハナボタルの仲間?

桑の葉には、クワコかな?

クズに集まるオジロアシナガゾウムシ

クズの葉の縁を食べるコフキゾウムシ


尻尾に真っ白なボンボンをつけたシオヤアブ

ゴミを背負って歩くクサカゲロウ(幼虫)

赤とオレンジが鮮やかなクロウリハムシ
動画

葉っぱの影にこっそりとアオオニグモ

長い名前のクモ!ワキグロサツマノミダマシ
奇妙奇天烈!アオバハゴロモ (幼虫)

長い産卵管をもつ寄生バチ!ヒメバチの仲間


花畑の中のカメムシカップル


おや?こんなところにも…

最近生き物の気配にはより敏感になってきているような気がするのですが、なにせ視力の衰えが激しくて…

いるのはわかっても、なかなかはっきり見えなかったり…(^^;;

そんな時カメラは便利ですね。
最後の写真なんて、家に帰ってきてから、ヨウシュヤマゴボウの蕾の影にクモらしき脚が写っているのに気付いた次第です(笑)

あれ?
ブログを書き始めてから何故か2時間も経っている∑(゚Д゚)

そろそろ何か始めなきゃ。
まずは掃除機かけて、雑巾掛けから始めるかな…
すっきりすればやる気も出るはず!

だらだらばかりだとかえって疲れるらしいので、体を動かしてリフレッシュだな。

明日は公園散策で見かけた植物編です!






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カミキリムシがやってきた!

2020-06-18 21:48:00 | 昆虫・蜘蛛



ゴマダラカミキリ
カミクリムシ科(日本) 体調2.5〜3.5cm

都市部にも多く、国産カミキリの中でもよく知られている人気者。

よく見かけるものの飼育するのは初めてで、最初はとりあえず昆虫ゼリーを与えていたのですが、カミキリムシは成虫も生木や葉を食べるということを知りました。

ユズの枝を入れたら、途端に張り付いて、しきりに枝をかじり始めました。




翌日には枝のあちこちにかじられた跡。葉っぱも食いちぎられたようです。

汁を吸っているのかと思ったのですが、樹皮や葉を食べるのですね。




ミカン類の他、ヤナギ。クリ、クワ、イチジク、プラタナス、シラカバなど、食草がとても幅広いことが、都市部を含む全国各地で見られる要因のようです。



こちらはホシベニカミキリ。
ユズの枝には反応しません。

食べるのはクス科(特にタブノキ)の葉と枝




虫好きには人気のカミキリムシですが、一般的にはテッポウ虫と呼ばれる害虫です。幼虫が木の根や幹を食い荒らし、穴を開けてしまいます。
厄介なんですよね〜。

成虫はこんなにもかっこいいのに!



ホシベニカミキリ
カミクリムシ科(日本) 体調1.8〜2.5cm

ゴマダラカミキリを赤くしたような姿はこれまたカッコよく。木の枝の高いところにいるからなのか、なかなか見かける機会が少ないのもレア感あって、見つけたら嬉しくなっちゃうんですけどね。

でも、場合によっては木を枯らしてしまうほどの幼虫のパワーを思うと手放しで喜ぶわけにも…。


カミキリムシは、なんとも微妙な気分にさせてくれる昆虫なのです(^^;;




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