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YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

ヒメジュウジナガカメムシ

2020-10-03 07:13:00 | 昆虫・蜘蛛
※本日の記事、集合体恐怖症(トライポフォビア)の方はご注意ください。2枚目の写真から小さな虫がうじゃうじゃ出てきます。


2週間前の獅子ヶ谷市民の森外周。カナムグラの群生は花盛り!!

小倉百人一首にある
「やへむぐらしげれる宿のさびしきに人こそ見えね秋は来にけり」
に出てくるヤエムグラは、カナムグラノことではないかと言われています。

ヤエムグラやカナムグラなどの名につく「葎(むぐら)」は、蔓でからみつく雑草の総称。そんな草むらの中に何やら怪しい集団を発見!!!



虫センサー作動!!!
恐る恐る近寄ってみますよ…

うぎゃー((((;゚Д゚)))))))


何やらびっしりと集まってますよ。
すごい数です!!!

黒とオレンジのド派手なカラーリング。
ヒメジュウジナガカメムシの幼虫です。


あれ?
ヒメジュウジナガカメムシの食草はガガイモ科。カナムグラはアサ科です。

よーく見ると…



カメムシたちがいるのは、カナムグラではなく、ガガイモの葉っぱのようでした。

ガガイモの葉に含まれる毒を体内に取り入れることで、天敵から身を守るという凄技。この派手な色は警告色(私は毒がありますよ〜)というわけなんですね。

集団でいることは、敵に襲われたときのリスク回避にもなりそうです。

また、カメムシは集団で給餌するとき、酵素を出して植物の繊維を柔らかくするとの記事を見かけたことがあります。その力も集団だとより発揮しやすいのかもしれません(この辺りの情報は定かではないけれど)。

ちなみに、ヒメジュウジナガカメムシと書きましたが、ジュウジナガカメムシの可能性もあります。ちゃんと同定してません(^^;;

腹側の模様で見分けるらしいのですが、実は凝視できず…(^^;;

実は私もブツブツが苦手なのでした。





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今夜は中秋の名月!最近見た虫たち

2020-10-01 07:52:00 | 昆虫・蜘蛛


おはようございます。
雨降りスタートな木曜日ですが、
今夜は中秋の名月。

横浜は午後から晴れの予報。夜はお月見ができるかな?コオロギやキリギリスの声を聞きながら美しい月を眺めましょう。

本日は最近出会った虫たちを紹介。

オオカマキリ


クズの葉っぱの影に身を潜め、花の方向を伺っていたカマキリ。蜜を吸いに来る虫や卵を産みに来る虫を狙っているのでしょうか?

じーっと動かず、辛抱強い。

クズの花にはウラギンシジミが産卵にくるのが有名。卵も幼虫もまだ一度も見たことないんですけどね…(^^;;


ヒカゲチョウ


樹液を求めて5〜6頭がひらひらしてました。同じところを飛び回り、元の場所に戻ってくることが多いチョウです。

茶色いのでガと間違われることも多いですが、分類上はチョウです。

よく似たヒメジャノメは目玉模様の斑点が直線に並んでいます。

アカスジキンカメムシ(幼虫)



幼虫も成虫もメタリックで美しいカメムシ。


オオトビサシガメ



3cm弱もある大型のサシガメ。噛まれるとかなり痛いとのこと。なかなかの風格。

見るだけにしておきたい虫です。

虫たちが元気に動き回れる季節もあと1ヶ月程度でしょうか?最近、蚊が少なくなってきたのは嬉しいです。






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フクラスズメの幼虫

2020-09-11 07:03:00 | 昆虫・蜘蛛


おはようございます。
今朝は以前の投稿より、派手派手な毛虫を紹介します。
苦手な方はご注意ください!!

まずは、無残にも食べ跡だらけのヤブマオの葉っぱをご覧ください。



ここ群落になっていたんですが、あたり一帯この有様。ヤブマオっていうのはイラクサ科の雑草。

ハリマオでも、浅田真央でもございません。植物の世界で「マオ」といえば、それは「カラムシ」のことを指しています。
カラムシというのもイラクサ科の植物で、古くから植物繊維をとるために栽培されていたそうです。それに似て藪に生えるのでヤブマオ。

そして、ヤブマオをはじめ、イラクサ科の葉っぱが大好きなのがこちら



↓↓↓



↓↓↓



↓↓↓




!!!!!!






このド派手な毛虫はフクラスズメの幼虫です。こんなに毒々しい色合いですが毒はありません。けれどものすごい技を持っています。

すご技1
死んだふり!!

敵が近づくと、ピタッと動きを止めるフクラスズメの幼虫。







しかもなぜか仰け反る。
臆病なのか、近寄るだけでどの個体も動きを止めて仰け反るのです!!!



とりあえず上の画像にいるのは4匹ですが、あたりにいた20近くの個体が皆死んだふり〜。

すご技2
激しく左右に揺れて威嚇


静止画では伝わらないので、よかったらYouTubeで確認してください。30秒にまとめてみました。
驚きのスゴ技はこちら↓

その激しさにびっくりですよ!!
静岡ではこの姿から「いやいや虫」と呼ばれているんだとか…。上手いこと言いますよね(笑)

すご技3 
液体を吐き出す!

あまりいじめると、最後は緑色の液体を激しく吐き出します。一度観察会で見せてもらったことがありますが、毒がないとはいえ、相当なダメージを受けること間違いなし。トラウマ級の衝撃です。

だからこんなにも派手な色で、「近づくんじゃねぇ」オーラを出しているのだろうと思います。

もし見つけたら、ゆっくりと観察して損はないすごいやつです(笑)
すご技3については、きっとものすごく体力使うと思います。だから見つけてもほどほどにしてあげてください。






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カネタタキ

2020-08-17 07:35:00 | 昆虫・蜘蛛


カネタタキ
カネタタキ科 雌雄とも9〜15mm
分布 本州,四国,九州,南西諸島.

初秋の頃に鳴き始めるカネタタキ。今年は8/13に鳴き声を初確認しました。

普段は木の上にいて、なかなか姿を見ることができないのですが、昨夕珍しく玄関の外壁で発見。気から落ちちゃったんですかね(^^;;

写真を数枚撮ったところで、ご近所さんが通りかかり、ご挨拶している間にどこかへ行ってしまいました。



残念。

今朝ハナミズキの樹上で鳴いている個体がいたのですが、この子ですかね?

産卵管はないようですが、翅も確認できません。





カネタタキの仲間は翅が退化していて、メスは無翅。オスも発音用に短い前翅を持つだけど、飛ぶことはできないようです。

なんだか幼虫みたいな姿形!!!

涼しかなってくると「チッチッチ…」と小さな声で鳴きます。

山間部より、都市部に多く棲む虫ということで、我が家の周りでも毎年よく見かけます。






幅広いカメムシの世界

2020-08-03 08:24:00 | 昆虫・蜘蛛



三ツ池公園で変な虫を見つけました。

蛾のような羽を持っているのに、顔はセミ。

調べてみるとベッコウハゴロモという昆虫らしいです。

カメムシ目ハゴロモ科
広い意味でカメムシの仲間。
セミやアメンボなんかと同じカメムシ目。

口がストローみたいになっていて草の汁を吸うらしいです。




中央部に写っています。
蛾がいるのだとばかり思って近づいてみたら…




まさか、こんな奇妙な生き物がいるなんて…。そして、よく見ると美しい…。非常に凝ったデザインではないですか。

もっともキテレツ加減では幼虫はさらに有名らしく…

お尻のあたりから毛が生えています。
いつか出会ってみたいものリストに追加決定(笑)

同じハゴロモ科のアオバハゴロモ の幼虫も変なやつですし…。

カメムシ目ついでに
アワフキムシの成虫↓



赤いのはダニです(T . T)
せっかく撮影したのに…

邪魔された感が半端ないので、最後は正真正銘のカメムシカップル。