「ぐうたら ・フォト日記」

「ぐうたら」を生活信条とする、ぐうたらなフォト日記です。時々『写真の無い・フォト日記』にもなります。

間一髪セーフ!

2007年09月13日 | Weblog
マドリッドからの帰りのことです。

チェックインカウンターで切符を受け取り、他の二人と席の確認をしている時、ふと後ろを見るとキャリーバックの取っ手近くから、手がさっと引っ込んで行きました。
20代の爽やかな若者(東洋人?)が大きなスーツケースを引きずって、5mほど後ろに下がって行きます。「はー!、これが置き引きか?」

まさに空白の一瞬でした。搭乗券に気を取られ荷物を手放し、他の2人と会話している隙を狙ったのでしょう。若者の手には茶色のパスポートだけがあり、チケットは握られていませんでした。

僕のキャリーバックにはお土産と、フィルム、後は集めたパンフレット、レシートくらいしか入っていません。ノートパソコンはいつも背中のディパックに入れています。

しかし、多くのビジネスマンはキャリーバックだけを引っ張っているので、それを狙えばノートPCが確実に手に入ります。日本での中国人窃盗団もノートPCと貴金属を持って行くといいます。
旅の終わりのチェックインカウンター、切符を手にして安心した一瞬、自分も乗客の振りをして・・・、『食うに困ったらこうやればいいのか!?』(これは冗談です!)

たぶん置き引きにもプロのノウハウがあって、品物のさばき方も決まった方法があるのでしょう?
ひょっとしたら、親分から「今日は日本製の××というPCが欲しい」という注文が入っているのかも知れません。

いずれにしろ、何かに気をとられている隙に持って行くと言うのが常套手段のようです。

複数犯の場合、一人が話しかけたり、アイスクリームを服にくっつけたりして気をそらすのですが、複数グループで旅している場合、誰かの話や行動に気をとられる事があるので、一人でも十分仕事ができます。

と言うことは、一人で居るときは複数で近づいてくる者、複数で居るときは一人でスーと寄ってくる者を注意しなければなりません。

『目は放しても、手は離すな!』と言うのが教訓のようです。
コメント
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