笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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児嶋一哉を考える『白黒アンジャッシュ』

2015年04月08日 | テレビ
『白黒アンジャッシュ』に
明石家さんまさんが出演された回が
4週にわたって放送され
終わりました。

本来番組にその日出演予定だった
人力舎事務所の若手芸人さんたちやKONANさんも参加して
最後は
さんまさんへ
ギャラを手渡しして終了。

この金額
どうするかで
相当考えたと思うんだけど
失礼な空気にもならず
面白くなって
勝手にホッとしてました。

さんまさんが
いけだてつやさんに何回も振るのも良かったです。
気に入った…んだろうな。
嗅覚すごいな。

それはいいとして
わたしが書きたいのは
児嶋一哉さんのことです。

アンジャッシュの
「できないほう」
として
やっと芸人として認知されてきたんだろうか
長いこと楽屋裏でやっていたことを
バナナマンやおぎやはぎが
メディアに乗っけたという説明のほうを
わたしは信じてます。
「できないほう」といういじり方は
児嶋さんの一面であって
すべてではない
というのが私の意見です。
何かが抜け落ちているところもあるけれど
尊敬されてしかるべき
なにかしらのものがあると私は信じている。

もっともすごいな
と思うのは
たぐいまれなる集中力。
役者としての力量や
プロ雀士の資格や
ボクシングやホットヨガの趣味などを考えると
追いこんで集中することが得意なんじゃないかな
って思える。
これって
いわゆる
ダメな人間
とされるひとの特徴とは少し違っている。

あと
素直さね。

イジられてコケにされて
怒るけど
でも間違ってたことや
違うことはすぐに認めて謝る。
昔はそうではなかったのかもしれないけど。
徐々に改善されていってるのか
芸人という職業に対していつも真摯だ。
渡部さんが忙しくなった時は
ピンでライブを立ち上げたし(のちにそのときのネタをガンガンいじられるけど)
隣にすぐ突っ込んでくる恐ろしい渡部さんがいるから
調子に乗れないだけかもしれませんが
フリートークでは鼻にかけない話し方をする。

芸人としての受け答えや器用さが
すべてではない
と思っているわたしは
児嶋さんがどんなに「滑り」的なことで笑いを取ろうとも
尊敬は消えない。

出来すぎクンこと
渡部さんの横で
児嶋さんはいつも冴えない立ち位置に立たされているようにも見えたけど
児嶋さんは
今回
自分のコネクションだけで
明石家さんまさんを番組に呼んだ。
その事実に
ちょっとだけ感動した。
もちろん
テレビで共演している渡部さんのこともあって
出演してくれたんだろうけど
でもきっかけは児嶋さんだし
声をかけたのも児嶋さんで
今回
サプライズ登場となったときも
児嶋さんとスタッフだけがこのことを知っていた。

それでもって
『白黒アンジャッシュ』のエンディングで
さんまさんがいなくなったあと
みんなで
びっくりした!
頭まっしろ!
とワアワア盛り上がった最後、
渡部さんが
「ほんと、ありがとね」
と素直に児嶋さんに言ったのだ。

ここで
けっこうわたし
感動した。

当の児嶋さんはコクコクと頷いて
「びっくりしたぁ」だの言ってる途中で
カットされて番組は終わった。
自分の手柄
という態度を見せないのも
児嶋さんの良いところだ。

さんまさんが来てくれて本当に良かった。
『白黒アンジャッシュ』が続いて行きますように。