笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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モンティ・パイソン復活公演

2014年09月03日 | テレビ
みんなが楽しければ
それでいいんだな、あたしは。
って
最近思っています。


BSでモンティ・パイソンのライブ公演がやってました。
2014年7月20日 ロンドン O2アリーナ
で行われた約30年ぶりの再結成公演。
アリーナは2万人のひとで埋め尽くされ、
70歳のおじいさんたちが
シニカルでニッチなコントを次から次にやっていました。
ネットで全世界にも中継されたとのこと。

イギリス発のコメディですから
すべてを理解して笑うのは不可能です。
ひたすら格好いい。
粋でスタイリッシュでバカ。

「バカ」以外のところで
純粋に「面白い」という感情の前では
わたしは「格好いい」とか「おしゃれ」とかを
差し引いて考えたいので
実質
笑えたところなんて
1か所あったかな?
ってくらいです。
心でクスクス笑うところはいくつもありましたが。

でもものすごく感動したし
いい!
って思ったのは
笑いの持つエネルギーです。

笑いを純粋に楽しむひとたちの笑い声を聴いていれば
文化の差異なんてどーでもよいと思いました。

わたし個人の「理解できる」「できない」なんて
知らねーよ!
無意味な問題のように感じた。

どうしてこう考えるのか
分析してた。

国内の「理解できる」笑いに関して
わたしは厳しいのだろうか?
欧米、ひいては海外主義的な感覚で
格好つけているのかしら?

少し前に
同じような感覚があって
それは
『クレヨンしんちゃん』の映画を
映画館に見に行ったときのことでした。
しんちゃんの映画に
お腹をかかえて大笑いする子どもたちの笑い声に
圧倒されて感動した。
繰り出されるギャグの数はものすごく多くて
ターゲットを子どもにしているものがほとんど。
一部大人しか分からないものも混じっている。
で子どもターゲットだから
くっだらないのが多い。
いや、それはどうなの?
って思うものも(大人だから)少なくない。
でも
全然OK!
だって子どもたちがこんなに楽しそうなんだもん。
「感動」ばかりが言われる『しんちゃん映画』ですけど
それもどーでもよく
この笑い声のパワーに比べたら
小さなくだらないことのように思えた。(ごめんね、感動したひとたち)
あんなの、大人が後から付けた大義名分でしかない。
笑いこそ素晴らしい。

わたしが厳しいのは
その笑いの元素的なところに
嫌なにおいがしたとき。
もしくは
リアクションに何かを感じたときだ。
とくに
「分かる人にだけは分かれば…」という匂いに警戒する。
このこと
書き始めたら長いから
今日はやめておきます。
(書いたんだけど消してみた)
今日はモンティ・パイソンが良かった
って話だけで。
モンティ・パイソンには
いやひいてはモンティ・パイソンマニアには
もしかしたら「分かる人だけ」空気になりがちな可能性もあるんだけど
あの公演見ていたら
そんなもんじゃないな
って
スッと尊敬できた。
何しろ
笑わせることに
能力を惜しまないよ。
あと
私が気に入っている
自分の見た目をおしみなくイジルところも
素敵だった。
おじいさん
ってことを
最大限にいかしてんな。って思った。
直接的な発言は
ほぼなかったのに。
粋だった。
唯一亡くなったメンバーの名前をコント中に出して
しばし
天に向かって親指たててたシーンが
さりげなくて
そこに持っていきかたが
とんでもなく自然で
これ誰もが「真似できない」
ってゾワゾワしました。
コントは有名なコントで
オウム死んでるやつ。

前半見そびれたのが
残念です。
あときっと編集でいろいろとコンパクトになっているようで
きっともっと面白いところあったに違いない
って妄想している。

ではまた
金曜日に。