笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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エレキコミックトークライブ「僕らの飲み会 vol.38」

2013年08月12日 | ライブ
新宿ロフトプラスワンに行ってまいりました。
19時をすぎても
渋谷の街は34度。
満員ぎゅうぎゅうのライブハウス。
わたしはふだんなら寝ている時間。
食べ物と人の匂いで
やばかった。
でも
トークライブは今回も良かったです。

前半は
空調治った話し
今立さんが中野坂上に向かうバスで出会った独り言をいうオバサンの話し
今立さんが茨城に飲み仲間男女10人で旅行に行った話し
仕事で『闇金ウシジマくん』読んでいて、やんなっちゃたやついさん
マンガに出てくるひと借金とかギャンブルとか風俗で稼いだお金を男に貢ぐとか、男に殴られても付き合い続ける女とか、「もうやめて!」とやついさん。
流れでその「やめて」ギャグで『あらびき団』出れるよと今立さん。
やついさんがまずい中華屋に入っちゃった話し。

後半はゲストがTKOでした。
松竹芸能に入った経緯や
オセロと仲良かったけど今は疎遠だとか
東京進出挑戦は現在5回目だという話しは
何度かインタビューで聴いたこともあるけど
やっぱりちゃんと面白くて
コンビで話を振り合ったりして仲良しがよく分かる。

いいな。
と思ったことが3つありました。

1個は
レッドカーペットを製作していたプロデューサーが
TKOが東京進出3回目で仲良く話していた技術のひとで
お互い夢を語り合っていた。
5回目の東京進出でレッカーのオーディションを受けに行き再会。
TKOはレッドカーペットで鶴瓶さんのモノマネをしてブレイクした。
一方、エレキコミックは若手時分そのプロデューサーとともに
約1年間の若手勝ち抜きがた深夜番組をやっていて
エレキが1位になり冠番組をもらえるという公約があったが
当時のプロデューサーから待ったがかかり、
CSだかBSだかの番組1回と『笑う犬の冒険』に1度出すことで
決着させられた。
当時はどういうことか分かってなかったから
嫌とかはなかったけど、とやついさん。
後から1位になってほしかったのは他のコンビで「そういうことだよ」と
言われたとか。
それで当時製作、
現(?)レッドカーペットのプロデューサーさんが
TKOも売れるきっかけになったから
エレキもいってほしいと
レッドカーペットのオファーをくれたとのこと。
木下さんがぽそりと
「エレキも苦労してんねんな」
と言ったのが印象的でした。

ふたつめは、
このあとラジオの生放送があるから
TKOさんはこれまでです
とやついさんが言うと
木本さんがお店の閉店時間とかあるの?と聞いたうえで
「まだええよ」「あと5分しゃべろーや」
ときさくに言ってくれたこと。
結果、11時からのラジオで10時35分まで話して行った。
サービス精神を感じたし、
ふたりの空気がとにかく良くて
好きになっちゃうわ。
そういうことされると、さ。
「こういうとこに来ているお客さんは感度高いから」
「ちゃんと意見をきかなあかん」と気付いた
と木本さんはおっしゃってましたけど
嬉しいけど、そんなこと全然ないけどね!
とも思いました。
見ている人に意見なんかなくていい。
ただ反応を感じて、どこかで活かしていただければ!

みっつめは。
その延長部分で話したキングオブコントの話し。
今年も参戦するというTKO。
ネタの作り方は
木本さんが木下さんのおもしろ待ち
であるということ。
ふたりでネタを作っているというけど、それが出てくるのをずっと待っている。
だからどのネタで勝負しようかどっちがいいか
と迷った時に
木下さんがアホなほうをえらびよるけど
自分はどっちも最高だと思っているから
ショーレースにかけるネタじゃないとか
絶対に言えない
と。
相方に対する絶対的な信頼に感動です。
また、
去年くらいからKOCで勝ち抜くノウハウ的なことが
ちらほら出始めた
と木下さん。
ただそれは一切排除して挑みたい。
とのことでした。
格好いい。
エレキコミックとも通ずるところが多いな
と勝手に思っていたら、
それを受けて
「すべるのも好きなんすよ」
とやついさん。
アホなほうを選ぶとき
さじ加減を間違えると
ドン滑ると木本さんがおっしゃったあとで
言っておりました。
そういっておいて
「すべるのは本当は嫌だ」と覆し、
でもすべるギリギリのところに金脈があるようで
掘りたくなる。

「理解された上で笑われない」というのが一番嫌だと木下さん。
それならばいっそ「なんだか分からない」まま笑われないほうがマシだと。
「それを『つまんない』って人は言いがちですもんね」と今立さん。

最後にかけて
加速度的にいい話聞けて
すっごく満足しました。
ゲストが帰った後でも
少しエレキコミックがお話してくれて
良かったなあ。
最後のトークで借金してまで来なくていいから
「借りるまでもないお金でしょうけど」
「来れるときにまた来てくれたらいいですから」
とやついさんが言ってくれたのが
なんかホッとしました。
ファンだから
追いかけてない分
負けてんのかな?
とよぎるときがあって、
でも子どもなどいて、失業中ですし、
あと東京が嫌いだし
息切れしてまで追いかけるのは幸せだろうか
と思ったりもしていた。
「またやるよ」
という言葉は続けていくってことだから
それなりの覚悟のある人の言葉で
全部は見れないけど、心はいつもついて行くよ
と帰り道思ってた。
さりげない言葉で胸がじんと熱くなったのでした。

おしまい。