笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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マツコさんの特番とさんまさんの特番

2012年10月31日 | 面白い女性
この世は
美人と比べて
不美人のほうが圧倒的に多い
ということを
薄っぺらなテレビのドラマは認識するべきだと思う。

不美人とはなにか。
バランスが均等でないひと
と私は思う。
美人はたいがいにして
左右対称のお顔立ちをしている。
マンガや絵を描く人ならわかると思う。
目と目の感覚
鼻の長さ
唇の大きさを
ばっちりの感覚に配置すると
美人を描くことができるのだ。
バランスが良いことが美人である。
不美人は均等でないから
ある人にはブスで片づけられてしまうが
ある人には
心ひかれる個性にも…
まあ要するに不均等はエロスを生み出す
と私は思っている。
人としての旨味や色気は
不均等さからくる。

女性芸人に心惹かれてしまうのは
面白い!
以外に
そのアンバランスさ。

今更だけど
ブサイク
って言っているわけではないです。
細工が不。
不細工。は、また言葉が違う。

不美人のほうが多い
と書いたのは
見た目も含めるけど
その精神性や
人生そのものも
均整がとれているひとは少ない。
という意味です。

最近、
マツコ・デラックスさんメインの
70年代頃からのアイドル映像を見る番組があった。
懐かしい映像を見て
女子会風に
みんなで
あーだこーだ言って
それぞれの特集ごとに(マッチ、ジャニーズ、明菜など)
一位を決める。
出演者は
YOU
北陽
オアシズ
ハリセンボン
アジアン
友近
いとうあさこ。
ザッピングしながら見ていたのだけど
完全にこの局に固定してみてしまった。

スタジオのゲストに
マッチこと近藤真彦さんが来て
マツコ大興奮。
という一幕があった。
そして
いとうあさこさんが完全に静止状態。
あさこさんが
芸能界目指して
オーディションを受けまくったのも
すべてマッチに会いたいから
という
あこがれのひとを目の前に
緊張で
何にも言わないし、
表情筋がほとんど動かず
隣にいるのに、まったく距離をつめないし、
見もしないあさこさん。
そんな異様なひとりを含めて
マツコさんがいつものセクハラをしつつ
話はすすんでいく。

あさこさんの異様なファンエピソードに話が及んだところで
「変態だね」
「気持ち悪い」
と言われるあさこさん。
しかし、あさこさんは
「ちょっとみんなマッチさんの前で、やめて」
と目に涙をためながら訴える。

そこでマツコさんがしびれを切らし
こんなチャンスまた来るとは限らないんだよ
と言う。
ただでさえ、長生きしそうにないし。
泣いちゃうあさこさん。
50歳までしか生きないと自分は思っているから
もう死ぬまで会えないかも。
あと8年…。
と。
そして
なぜか他の人も
目に涙をためて
グッときている。
友近さんは隣であさこさんの背中を支えている。

この空気はなんと表現したらいいのかしら。

わたしもなぜか泣いている。
がんばって。
ほら想いを伝えるのよ。
と、こぶしを握り応援している。

なにか決定的なものがあったわけではないんですよね。
ただ
心がつかまれた。
マッチについては
なんの思い入れもないんですが。

こういうとき
男性の芸人だったら
オチなんかつけちゃって
ふざけた方向になるように
巧いこと軌道修正したのかもしれない。

でも
MCのマツコさん以外
だれも何も言わなかった。
ただひたすら
グッときてた。
マッチが渡してくれたティッシュを
「持って帰ります」
と涙声でポケットに入れたあさこさん。
これで笑いになり
オチがついたのだけど。

均等のとれた
きらきらした絶世の美女だったら
こんなに心が揺れることはなかったと思うのよね。
苦労してきて
年を重ねてきた女性芸人だったから
あさこさんに共感できたのよ。
その他大勢のひとりだったあさこさんだったから
今でもその他大勢のわたしは
感情移入できるのだ。

私は女性芸人を見逃せないし
その才能に
その職業に心から敬服する。

長々
自分の感情先行で書いちゃったけど、
最後に
昨日のさんま御殿スペシャル見た?
全体的にものすごい面白かったわ。

特筆して書くことがある。

2時間の最後のブロックは
恒例芸能人のお見合い企画でした。
それぞれが憧れの人にオファーして
一緒に出るというもの。
そこの南海キャンディーズのしずちゃんが
25歳のイケメン俳優からオファーをうけて
出ていた。
最後の最後に
フィーリングが合いそうなカップルには
電話番号など連絡先交換の名刺を
さんまさんから手渡しでもらう。
結構軽めに
ほいほい渡していたさんまさんだが、
そのイケメン俳優に名刺を渡す際には
ワントーン声音を落として次のように言ったのだ。

「しずちゃんて、吉本の後輩やから
 あのー…おいら、かわいがってんねんけどもやなぁ
 お前ホンマに連絡してメシ行くんやったら渡してもええけどもやな」

全然ポケットから名刺ださない。
そんで

「あそばんといてやっ」
 
言いきった。

「急にこわ!」
「急に、お父さん」
「あれさっきまであんなにご陽気だったのにっ」
と平成ノブシコブシ吉村さんや、TKO木下さんが
立ちあがってツッコンだ。
それで場がうわーと盛り上がった。

ほんとに友達からご飯行きます。
と、言った俳優に
最後まで
「メシいくんねんな」
「連絡したってや」
と、ゴリ押ししていた。
「さんまさんの圧が尋常じゃない」とイケメン俳優が汗だくに。

わたし、これにもジーンとしちゃって。
売名行為として
しずちゃんをもてあそぶな
と、釘をさした。
これ
売名行為狙っている
すべてのイケメン俳優に
世間に
広まれ~。

ではでは
今度は金曜日に。
さんま御殿は
ネタの宝庫で
書くべきところがたくさんあったのだけど
それはいつかまた。