懐かしきサクマドロップ缶
とりあえず振ってみる。
カラコロと音がする。
そのたくさんは、赤、白、黄色、緑、紫、ピンクなどという合図でもある。
振ると丸い口のところから一個だけ出てくる。
一回振ったからといって希望の色が出てくるとは限らない。
でも楽しい。
サクマドロップの缶のフタは、かなり強力に閉めて会ってちょっとやそっとでは開かない。
さぁ、どうやって開けようか。
このとき、この缶の丸い穴の位置の特異性に気づく。
この穴が、この位置にあるがゆえのその周辺の狭さ。
この狭さは10円玉をテコにすべき狭さにピッタリなのではないか。
何回も振って、やっとポロリと出てきた時の嬉しさ。
やるなぁ、サクマドロップ。