母校
母校というのは「自分が学んで卒業した学校」のことである。
学歴詐欺で問題になる政治家や芸能人がたまにいるが、そんなことにビクビクコソコソするようでは器が小さい。
道の端を歩かずに、道の中央を歩けばいいことだ。
母校に帰ると言ってはみたものの、ちょいと遠いのでやっぱり止めにした。
だが校歌や寮歌、白菊の歌、海のロマンス、練習船の歌、南海エレジー、などなどは今でもフルコーラスで唄える。
日本の伝統文化遺産登録にしてもいいような、手旗踊りは今でもしっかり踊れるぞ。
昨日のことは忘れても、青春時代に鍛えられたことは忘れない。
入学したときは、まだ新幹線が岡山どまりで博多まで開通していなかった。
広島から岩国方面へは山陽本線で特急つばめや、はとなどがバンバン走っていた時代でもあった。
青春、再び帰らず。
老境来る、卒然。
そんな昭和世代のじじの回想録でした。