十分間俳句

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花粉症

2010-03-18 | 雑感

目が痛い。しょぼしょぼする。
花粉症に違いない。
数年前まで、花粉症の人を笑っていた。
春爛漫の中、つまり花粉がそこら中を飛び交う中、自転車に当たる風を楽しんでいた。
花粉症は、外の世界のことだった。
それが、ある年の四月頃だったか、何となく目に違和感を感じた。
これが始まりだ。
次の年は、三月には同じ感覚を得てしまった。
子ども達の中には、しっかり防護眼鏡をしている子どももいる。
それが、少しばかりうらやましい。
でも、鼻や喉に来ないだけ良い。


角川の歳時記によれば、花粉症は、すでに春の季語になっている。
杉の花、杉花粉、花粉症と並んでいる。
しかし、花粉症の例句はない。

千年の杉の花粉を浴び詣づ   滝 峻石


二十年ほど前、港区の学校に勤めていたとき、昭和の森公園に全校遠足の実地踏査に行った。
風の強い日だった。
その風が吹く度に、森がふぁっふぁっと息をするように花粉を吐き出すのだ。
森の上空が輪郭を描くように真っ黄色になる。
「壮絶なものだ」
と思った。しかし、誰も
「これじゃあ、たまらんぞ。子ども達を連れてこられない」
とは考えなかった。
だとすると、花粉症は、この二十年の間のことだ。

花粉注意報と言う名の飴玉が売れたと知り合いに聞いた。
花粉症グッズは、一大産業になっているようだ。
今では、三人に一人は花粉症ではないかと思える。
私もその一人に加えていただけたと言うことだ。
ツイッター俳句に こんな句を出した。


流行に遅れてならじと花粉症


目ん玉を最前線とし花粉症


ツイッター俳句。
現在、参加者は8名。毎晩、楽しく繰り広げている。
お陰様で、私は始めてから百日を超えた。
一日も休まず続けることが出来た。
ツイッターに出したくは、総数で290である。
一日平均約3句ということになる。
数ばかり作っても仕方がないが、作れなければもっと仕方がない。
毎日、俳句と接する。そして、創作する。
この事は、いつでも句作が出来るという自信に繋がる。

今日は違うことを書くつもりでいたが、どんどん違う方向にずれてしまった。

ともかく、皆さん花粉症にはお気をつけ下さい。

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