深川フォトセッションの一環として、そら庵でフォト句会と板見浩史さんりフォト五七五のミニ講座が行われた。
フォト句会は、大西進さんの三枚の写真を題材にしながら、句をしたためる。
一人二句という制限で、39句が投句数。
いつもと雰囲気が違うおもしろい句会になった。
写真俳句は、幅が広い。何でも有りだ。
その分だけ、散漫になりやすいが取っつきやすいとも言える。
句会は北大路翼さんが仕切った。
やはり、板見さんの評が抜群である。
ミニ講座では、板見さん自身の作品もたくさん紹介していただき、推敲過程がよくわかり勉強になった。
しかし、ここでも感じるのは、推敲にしても、発想の飛躍があるということだ。
この発想の飛躍は、外から教え込むことは出来ない。
子ども自身にどのように獲得させるか。
時間を与えるしかないのか と思ってしまう。
先日、私と一緒に俳句を教えに行ってくれたS先生が、
「よい俳句を見せて、じっくり考える時間を与えればいいんじゃないですか」
という話をしていた。
これは、大きなヒントだ。
●題材を明確にして子どもにイメージさせる
●ヒントを呼び起こす俳句の例を与える
●考える時間を与える
八名川小学校の保護者のIさんが、
「ブログを見ていると、ヒントはたくさんある。しかし、それをまとめるのが大変ですね」
まさにその通りだ。授業をしない八月末までは、それをまとめる事が一大目標である。
子供に教えていくのに(大人も同じだと思いますが…)、自身で作ることと、いい句に触れることの繰り返しが大切だと思います。
まず作って産みの苦しみを味わい、そしていい句がどういいかを学ぶことにより染み付いていくのではないかと思います。
「子供に教えたい200句選」はそういう観点で使いやすくまとめられたら素晴らしいなあと思います。