現代俳句協会主催の第十回ジュニア俳句祭が、江東区教育センターを会場にして行われた。この俳句祭の前半は、ジュニア俳句コンクールの表彰式、後半は、児童・生徒の句会である。
江東区教育センターを会場にするのは、今回で四回目(そのうち一回は文化センターが会場) である。
このジュニア俳句祭の最大の特徴は、子供の句会である。俳人が子ども達に直接呼びかけ、俳句の楽しさを共有しようという試みは、現代俳句協会の特徴がよく出ている。
俳人の中には、子供の俳句は「俳句もどき」だとして俳句として認めない人もいる。また、季語などがある有季定型でなければ俳句と言えない。と考える人もいる。
現代俳句協会は、無季の俳句や自由律なども認める立場をとっている。その事が子どもの俳句に対しても広く認めていこうという姿勢に繋がっていると考えられる。
今回の句会には、子ども達ばかりでなく、保護者や引率の先生、俳人が意見を述べ合い、深まりのある句会と成り、まさに俳句を通してのコミュニケーションが実現できた。
この意義はとても大きいと思える。
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