十分間俳句

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プールの俳句

2011-07-11 | ジュニア俳句

五年生の俳句教室。
テーマは、「プール」。
子ども達にとっては、身近なテーマである。
ぴったりと言ってもよい。
ただし、このテーマは、俳句づくりとしては、「夏休み」しか「夏の芝」よりも一段階難しいテーマである。
というのは、「夏休み」や「夏の芝」は、そのまま五音として、上五や下五に入れることが出来る。ところが、「プール」はそのままと言うわけにはいかない。
「プールの日」とか「プール開き」と限定する方法もあるが、それではおもしろくない。
「夏」をテーマにする場合、夏を象徴する具体的なものを詠むのと同じように、プールも具体的なものに一段階落として、それを詠むことになる。

3クラス合同の授業。
「プールと言えば・・・・」
いろいろな言葉をあげさせていく。

クロール、平泳ぎ、シャワー、ゴーグル、水着、準備体操、水しぶき、けのび、プールサイド、いろいろなものがあがる。
これを自分で考えさせて、プリントに書かせていく。
これが、メモないし、イメージマップに当たる。

その後、実際にプールを見に行く。
六年生が検定をしている。
大島三大小のプールは、広々としていて気持ちいい。
これだけのプールをもつ学校はなかなかないのではないかと思われる。

次の時間から各学級に分かれて、俳句づくり。
黒板に

 暑い夏プールに入り楽しいな

と書き、この句についての意見を言わせる。
「楽しいな、というような感想は書かない」
と出てくる。これまで、何度も俳句づくりをしているのだ。
次に季重ねについて指導する。
それから俳句づくりに入った。

ここで、問題なのは、テーマを降ろして俳句づくりができるかと言う点だ。
ここで引っかかると、なかなか先にすすまない。
しかし、どの学級も全員が出来て、楽しく句会が出来た。
バラエティに富んだ俳句が出来るのは、テーマが広いからである。
これらの句をコンクールに出すことにしたので、ここには載せないが、なかなかおもしろい句ができた。 


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