十分間俳句

発見・感動・創造! 子どもたちの感性を培い日本語力を高める十分間俳句

「新緑を俳句フォト」の集いに参加しませんか!

2024-04-23 | ジュニア俳句

5月11日(土)「新緑を俳句フォト」

初夏の息吹を感じるこの季節、新緑の豊かな色彩を背景に、俳句と写真で緑の季節を切り取る「新緑を俳句フォト」イベントを開催します。心地よい風と共に、緑豊かな自然を俳句フォトで表現しましょう。

イベント概要

日時: 2024年5月11日(土) 13:00〜17:00
参加費: 1,000円
場所: 感泣亭
住所:〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月3丁目14−12

プログラム

  • 13:00〜13:30 開会式
    • イベントの趣旨説明
    • 俳句フォトの基礎知識紹介
  • 13:30〜15:30 俳句フォトタイム
    • 個人またはグループで新緑と周囲の自然を題材に、俳句フォトを作成していただきます。
  • 15:30〜17:00 共有&交流会
    • 参加者同士で作成した俳句フォトを共有。
    • 専門家による講評とアドバイス。
    • 最も心に残る俳句フォトを選出し、表彰します。
  • 17:00〜 懇親会
    • 感泣亭での懇親会を予定しております
    • 会費2,000円程度

持ち物

  • ご自身で利用されているスマートフォン

注意事項

  • 当日は公共の場所を使用しますので、他の来場者や自然に敬意を払い、マナーを守ってください。
  • ゴミは各自でお持ち帰りください。
  • 雨天決行。

大川の流れも明日の春を待つ

2024-04-23 | ジュニア俳句
俳句フォトホームページ
https://www.haikuphoto.jp/

大川の流れも明日の春を待つ

隅田川沿いを歩いていたら、突然十四年前にタイムスリップした。
退職を控えたある日、NHKから電話がかかってきた。取材の申し込みだった。
当時始めた「Twitter俳句」を取材したいというのだ。
若者は、Twitterを使いこなしているが、老人で使っている人は少なかったので、目をつけられたらしい。それに「俳句」は如何にも老人らしくていい。(笑)
今も私は老人だが、十四年前もすでに老人だったのだ。
私は、Twitterを主にパソコンでしていたのだが、丁度取材の一週間前にiPhoneを買ったばかりだった。手描き文字入力ができることが購入の決め手だった。
卒業式を終えた3月26日が取材日だった。春とは言え、まだ寒い日だった。
隅田川沿いを歩く絵を撮っている時に、突然「一句詠んでください」と言われて一瞬頭が真っ白になった。苦し紛れに咄嗟に詠んだのが写真の句、「大川の流れも明日の春を待つ」である。だから、これは十四年前の句なのだ。
学校の前の公園に示し合わせ通りに仲間が集まり、ニュースの一つとなった。
その時の画像を誰かがYouTubeに投稿したらしく、まだ残っている。
懐かしい映像だ。
https://youtu.be/shPiMzYJD2g?si=hHcbZ2oQcyd8ru2E

放映は、4月2日だった。
その間に私は、俳句フォトの最初の作品を作っている。

仕事終え春満月に迎えらる

「フォト一句」という俳句フォトのアプリを見つけたからである。
卒業式や退職の準備で忙しいはずの時期、一番感慨深いはずの十日間、私はiPhoneと俳句にのめり込んでいたらしい。

大川の流れも明日の春を待つ

#写真俳句 #俳句

緑映ゆ太祖『七百年大遠忌

2024-04-18 | ジュニア俳句
5月11日(土)に「新緑を俳句フォト」のイベントを行います。詳しくは後ほど。

緑映ゆ太祖七百年大遠忌

俳句フォトのホームページ
https://www.haikuphoto.jp/
満開の桜が散り始めた。あまり良い天気なので、思い立って鶴見の總持寺に出かけた。鶴見の總持寺は、永平寺と並ぶ曹洞宗の大本山である。
先日我が家を訪れてくれた大学時代の友人I君から總持寺の住職が大学時代のクラスメイトの
M君だと聞いたからだ。M君は、元々I君の近くの寺の住職で親交があったらしい。そんなわけで、I君は、今年執り行われる總持寺の太祖瑩山七百遠忌の催しに参加すると言う。僕も行きたかったのだが、予定が合わなかった。
そこで、一目でも總持寺を見ておく気になったというわけだ。
壮大な寺だ!大きな伽藍がいくつも建ち並ぶ。敷地は十五万坪もあるという。僧侶を含めた職員の数は二百名に及ぶ。
僧堂を繋ぐ通称「百間廊下」は圧巻であった。朝昼の二回雲水が雑巾で磨きあげると説明があった。寺の中には食堂や喫茶土産売り場もあり、ゆったりとお寺の雰囲気を楽しむこともできる。
普通のお寺と違うところは地方にある傘下の寺から参禅に訪れる坊さんが多数いることだろう。
帰りにわらいころげる中学生の一団に出会った。
鶴見大学附属中学校。大学も系列の学校もある巨大宗教法人なのだ。
現在の住職の名前を調べたら大徹源空とあつた。
M君は、今この名前でこの大寺の中て生きているんだなと思った。

緑映ゆ太祖七百年大遠忌

春陰や盛り始むる鳩の群

2024-04-16 | ジュニア俳句
春陰や盛り始むる鳩の群

俳句フォトのホームページ
https://www.haikuphoto.jp/
鳩である。おそらくカワラバトと呼ばれる種類であろう。一般にドバトと言う。
最近の鳩は嫌われ者だ。鳴き声がうるさいし、やたらと糞をする。僕も駅のホームで上空からの鳩の糞をくらったことがある。油断も隙もない。
繁殖力が旺盛で一年の三分の二は繁殖期である。雄鳩が胸を膨らませてグルックグルックと雌を追いかけている場面を見かけたことがあろう。
子どもの時、僕は鳩を飼っていたことがある。
当時は冷蔵庫や洗濯機などの家電製品は、木の枠の中にいれられていたか。電気屋からそれを貰い受け、金網を張り鳩小屋を作った。
近所に大規模に鳩を飼っている人がいて、最初はその人から鳩を譲ってもらった。夕方になると彼の鳩舎の鳩が一斉に空を舞い円を描いていた。羨ましかった。
とうもろこしや小麦、麻の実、胡麻などを配合して独自の餌を作って与えた。
夢は北海道からの鳩レースに出場することだった。
まだ、新聞社の屋上で飼われていた鳩が現役として活躍した時代だ。
夕方になると、トラップ台の上に鳩を出し、毎日訓練した。少しずつ距離を伸ばし、自転車で遠くまで出かけ鳩舎の前で鳩を待った。
しかし、そこまでだった。梅雨時だった。次第に掃除が億劫になり、不衛生な鳩舎で全ての鳩を死なせてしまった。
動物を飼うということは糞尿の始末をするということだと知った。僕は二度と動物を飼うことを止めた。
現在でも日本伝書鳩協会が健在であり、
鳩レースが行われていると聞く。
遠い遠い空の上の話だ。

春陰や盛り始むる鳩の群

ただここに春灯一つありにけり

2024-04-15 | ジュニア俳句
ただここに春灯一つありにけり

俳句フォトのホームページ
https://www.haikuphoto.jp/
灯りを見て思い出したのは、別役実の舞台だ。
別役の舞台には電信柱が一本だけ、裸電球がぼおーっと光っている。
別役実はいわゆる不条理劇の作家だ。不条理劇の代表作と言えばベケットの「ゴドー待ちながら」だが、幸運なことに、ぼくはこれも見ている。
別役の劇は舞台装置が簡単でほとんどいらないこと、登場人物も数人と少ないので、高校の演劇部が公演するにはもってこいだったらしい。
僕が別役に出会ったのは、芝居からではなく、『虫づくし』と言う一冊の本からだった。そこから始まって、童話集や脚本を読みまくった。
安部公房に「友達」という芝居があるが(これも観ることができた)、別役はこの芝居を辛辣に批判し、もし「友達」が不条理劇ならばとして、台詞一つ一つを徹底的に批判した。この評論集の痛快さは
並ではない。
ある時、中村伸郎の「虫づくし」の朗読を観た。その雰囲気に酔いしれた。中村伸郎は別役演劇には、欠かせない役者である。
晩年は病気で苦しんだ別役は2020年に亡くなった。今、別役の名前を覚えている人はどれだけいるだろうか。
別役の奥さんは楠侑子という女優さんだった。別役の死後、ある縁で、この方から別役の最後の本を頂いた。
僕はまだこの本を読んでいない。

ただここに春灯一つありにけり

2024/04/15

2024-04-15 | ジュニア俳句
春陰や盛り始むる鳩の群

俳句フォトのホームページ
https://www.haikuphoto.jp/
鳩である。おそらくカワラバトと呼ばれる種類であろう。一般にドバトと言う。
最近の鳩は嫌われ者だ。鳴き声がうるさいし、やたらと糞をする。僕も駅のホームで上空からの鳩の糞をくらったことがある。油断も隙もない。
繁殖力が旺盛で一年の三分の二は繁殖期である。雄鳩が胸を膨らませてグルックグルックと雌を追いかけている場面を見かけたことがあろう。
子どもの時、僕は鳩を飼っていたことがある。
当時は冷蔵庫や洗濯機などの家電製品は、木の枠の中にいれられていたか。電気屋からそれを貰い受け、金網を張り鳩小屋を作った。
近所に大規模に鳩を飼っている人がいて、最初はその人から鳩を譲ってもらった。夕方になると彼の鳩舎の鳩が一斉に空を舞い円を描いていた。羨ましかった。
とうもろこしや小麦、麻の実、胡麻などを配合して独自の餌を作って与えた。
夢は北海道からの鳩レースに出場することだった。
まだ、新聞社の屋上で飼われていた鳩が現役として活躍した時代だ。
夕方になると、トラップ台の上に鳩を出し、毎日訓練した。少しずつ距離を伸ばし、自転車で遠くまで出かけ鳩舎の前で鳩を待った。
しかし、そこまでだった。梅雨時だった。次第に掃除が億劫になり、不衛生な鳩舎で全ての鳩を死なせてしまった。
動物を飼うということは糞尿の始末をするということだと知った。僕は二度と動物を飼うことを止めた。
現在でも日本伝書鳩協会が健在であり、
鳩レースが行われていると聞く。
遠い遠い空の上の話だ。

春陰や盛り始むる鳩の群

2024/04/13

2024-04-13 | ジュニア俳句
俳句教育の可能性




鈴なりの馬酔木や虚子と訣別し

2024-02-26 | ジュニア俳句





大試験社ぐるりと絵馬の山

2024-02-25 | ジュニア俳句





咲満ちて小山正見の俳句フォト カルタ

2024-02-24 | ジュニア俳句
小山正見の俳句フォトがカルタになりました。題して「咲満ちて小山正見の俳句フォト カルタ」

実は、ポケモンカードなどを手掛けたゲーム界のレジェンド大山功一氏のプロデュースなのです。Facebookに昨年発表した私の俳句フォトの中から約30句を大山さん自身で選んでくださり、誰でも楽しく遊べる「カルタ」にしてくださった優れものです。
ご希望の方は、小山までご連絡ください。一部1500円でお分けします