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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

めいっぱい、秋景色!

2014年09月21日 | ツアー
1年半前にツアーに参加してくれたソプラノ歌手のOさんが、旦那さんと一緒に再びツアーに参加してくれました。

今日も、たくさんの“秋”が見つかりました。

まずは、足もとに、ひっそりと咲くツルリンドウの花。


控えめな花ですが、近くで見るとこんなに奇麗です。


イガアザミも花を開き始め、イチモンジセセリが蜜を吸いに訪れていました。

チュウチュウ…。

アシタバの花も、まさに今が盛り…。

青空に向かって堂々としたものです。
あれ…?

顔が…!(笑)


そして、何と言っても嬉しいのは、ススキの花が歩くたびに増えていくこと。

まだこの世に現れたばかりの花も、所々で見かけます。

タネが逆光に輝く時の華やかさはないけれど、その分フレッシュな感じがして、これはこれで素敵です。


イタドリは、どんどんタネを作り始めました。
とりわけ赤い華やかなタネを、0さんが見つけてくれました。

火口を背景に、なんと素敵な…。

そして、タネの色が0さんが着ている服と同じ色だということにも気づきました。

1年半前は、オオシマツツジと同じ色の服を着て歩かれていたのですよね。

木漏れ日が美しい樹海では…


オオシマシュスラン、ハチジョウシュスランなどの、小さなランの花が咲いていました。
こちらはハチジョウシュスラン。

夏の終わり~秋にかけてが、花の盛りです。

「これ、いいですね!」と意見が一致したのは、大きな火山弾と秋の空の風景。


植物も、虫も、空も秋です!


ところで、今日「0さん、さすが!」と思ったのは「溶岩の粒の大きさや形状によって、足で踏んだ時の音が違う」ということを指摘された時です。

やはり「音」のプロは、音で聞き分けるのですね。

ザクザク…。さくさく…。カラカラ…。

色々な音がします。
もしかしたら「音の違いを楽しむようなツアー」も、面白いかもしれません。

ツアーの終わりに、みんなで眺めた秋の三原山。

半日以上かけて歩いた山です。
満・足・感!

ホテルにお送りする途中で、長根岬にも立ち寄りました。
山だけではなく、輝く海の風景を見ていただきたかったのです。

海に流れ込んだ溶岩の延長線上に、光の帯を重ねることができました。

めいっぱい、秋の景色を楽しんだ1日でした。

(カナ)
コメント (2)
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