昨日、古くからの知り合いのF氏が4人の学生さんを連れて、ツアーに参加してくれました。
F氏は長くインタープリテーションや環境教育に関わり、今はT大学で教えています。
20年ぶりぐらいの再会…しかし昨日は、1日雨でした(最近このパターンが多い・笑)
で、店で長靴に履き替えてもらい、山に出かけました。
レインウェア、長靴、傘のいで立ちで、地層を観察するF氏。

雨の中、学生さん達からは、発見が相次ぎました。
最初の発見は、椿のタネの“音”でした。

タネがコンクリートに当たると「カン!」という高い音がすることを、教えてくれました。
(音を気にしたこと、なかったなぁ…)
ミツバアケビの葉を見て「大きい~!普通こんなに大きくないですよ!」とジックリ観察。

「大島にはもっと大きい葉もありますよ。」と私。
「ここでは、今までの常識が通用しない~。」と学生さん。
雨に濡れたオオバヤシャブシの実は、ギュッとつまむと茶色い色が出ることも発見。

ヤシャブシは、実を煮て染料にはしますが、水に濡れただけでここまでシッカリ色が出るとは…ちょっと驚きました。
ちょうど、ヤシャブシ染めの見本を持っていたので、並べて写真を撮りました。

実と、出てくる色と、染め上がり!素敵な写真が撮れました。(学生さん、ありがとう~。)
栄養の少ない環境に生きる、たくましい2種類の常緑樹“ハチジョウイヌツゲ”と“ヒサカキ”が並んで生えている場所では…

なんと、今まで見たことのない緑色の蜘蛛を見つけてくれました!
動き回るので全然まともに写真が撮れていませんが、本当に鮮やかな緑色!
大島にこんな美しい蜘蛛がいたなんて…感動です!

…でもなんで今まで1度も見たことがなかったのでしょう?
こんなに目立つのに…。
雨をものともせず、熱心に蜘蛛を撮影・観察していた学生さんが「この蜘蛛、きっと網を張る蜘蛛ですよ。お尻から糸出して張ろうとしてる!」と言いました。確かに蜘蛛は行ったり来たりして、網を張りそうな行動をしていました。

調べてみたら蜘蛛の名前は「ワキグロサツマノミダマシ」で、日中は葉上や枝などに隠れていて、おもに夕方から円網を張るのだそうです。そうか~日中は隠れているから今まで見たことがなかったのですね。夜しか網を張らないのですね~。(学生さん鋭い!)
そして「マイマイ(殻)がいっぱいある!」と、1~2mの範囲で、あっという間に殻を集める学生さん。

その後、少し歩いたところにナメクジが這っていました。
で…

ここまで来たら、この次の展開は?
新種のカタツムリだ~!

…ウソです(笑)。
森の中では、こんなキノコを発見。

数日前から観察していた紺色のキノコ。
花のように裂けて終わるんですね!
学生さん達は雨で体が冷えたと言いながら、最後まで熱心に観察をして3時間半のツアーを終えたのでした。
インタープリテーションを学ぶ学生さん達の“観察の目”と熱心さに、感心しながら歩いた雨の日ツアーでした。
皆さん、たくさんの発見をありがとうございました~!
(カナ)
F氏は長くインタープリテーションや環境教育に関わり、今はT大学で教えています。
20年ぶりぐらいの再会…しかし昨日は、1日雨でした(最近このパターンが多い・笑)
で、店で長靴に履き替えてもらい、山に出かけました。
レインウェア、長靴、傘のいで立ちで、地層を観察するF氏。

雨の中、学生さん達からは、発見が相次ぎました。
最初の発見は、椿のタネの“音”でした。

タネがコンクリートに当たると「カン!」という高い音がすることを、教えてくれました。
(音を気にしたこと、なかったなぁ…)
ミツバアケビの葉を見て「大きい~!普通こんなに大きくないですよ!」とジックリ観察。

「大島にはもっと大きい葉もありますよ。」と私。
「ここでは、今までの常識が通用しない~。」と学生さん。
雨に濡れたオオバヤシャブシの実は、ギュッとつまむと茶色い色が出ることも発見。

ヤシャブシは、実を煮て染料にはしますが、水に濡れただけでここまでシッカリ色が出るとは…ちょっと驚きました。
ちょうど、ヤシャブシ染めの見本を持っていたので、並べて写真を撮りました。

実と、出てくる色と、染め上がり!素敵な写真が撮れました。(学生さん、ありがとう~。)
栄養の少ない環境に生きる、たくましい2種類の常緑樹“ハチジョウイヌツゲ”と“ヒサカキ”が並んで生えている場所では…

なんと、今まで見たことのない緑色の蜘蛛を見つけてくれました!
動き回るので全然まともに写真が撮れていませんが、本当に鮮やかな緑色!
大島にこんな美しい蜘蛛がいたなんて…感動です!

…でもなんで今まで1度も見たことがなかったのでしょう?
こんなに目立つのに…。
雨をものともせず、熱心に蜘蛛を撮影・観察していた学生さんが「この蜘蛛、きっと網を張る蜘蛛ですよ。お尻から糸出して張ろうとしてる!」と言いました。確かに蜘蛛は行ったり来たりして、網を張りそうな行動をしていました。

調べてみたら蜘蛛の名前は「ワキグロサツマノミダマシ」で、日中は葉上や枝などに隠れていて、おもに夕方から円網を張るのだそうです。そうか~日中は隠れているから今まで見たことがなかったのですね。夜しか網を張らないのですね~。(学生さん鋭い!)
そして「マイマイ(殻)がいっぱいある!」と、1~2mの範囲で、あっという間に殻を集める学生さん。

その後、少し歩いたところにナメクジが這っていました。
で…

ここまで来たら、この次の展開は?
新種のカタツムリだ~!

…ウソです(笑)。
森の中では、こんなキノコを発見。

数日前から観察していた紺色のキノコ。
花のように裂けて終わるんですね!
学生さん達は雨で体が冷えたと言いながら、最後まで熱心に観察をして3時間半のツアーを終えたのでした。
インタープリテーションを学ぶ学生さん達の“観察の目”と熱心さに、感心しながら歩いた雨の日ツアーでした。
皆さん、たくさんの発見をありがとうございました~!
(カナ)