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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

楽しい下見。

2012年06月10日 | 今日の大島
8月に予定されているツアー下見のため、久しぶりにスタッフで三原山を歩いてきました。

外輪山の森は、ハチジョウイヌツゲの若葉で黄色く色づいています。

ふだん地味なイヌツゲが、山を明るい色に染めています。

ウツギも、だんだん華やかになってきました。

鮮やかな白!

歩道には、アズマノイバラの若い枝が伸びていました。

トゲが痛くてちょっと茎には触りたくない植物ですが「このサイズの時は柔らかい」と願法が教えてくれました。

どれどれ…(さっそく試す)

本当だ!トゲもフニャフニャです!
「トゲは痛い」という先入観が、崩れ去った瞬間でした(笑)

ふだん溶岩にはりついて広がっているヒカゲノカズラが、胞子嚢(のう)穂をい~っぱい伸ばしていました。
空に向かって一斉に…

まるで胞子の森のようです(^。^)

甘く熟したカジイチゴの実も、この時期の楽しみの一つです。
人間のみならず虫たちも、この実が大好きなようで…

コメツキムシの仲間のサビキコリ(たぶん)が、何匹も集まってました。

イチゴをたらふく食べた後?

得意のポーズですね(笑)

願法が昨日ブログにのせた、名前のわからないイモムシが蟻の集団に襲われていました。

イモムシは体をくねらせながら「うわ~!助けてくれ~!」と言っているかのようでした。
小さな蟻たちですが、その狩りの仕方はかなりの迫力…圧倒されます。

他にも、さまざまな虫が登場しました。
(見つけたのは、ほとんど願法でした)

キバラモクメキリガの幼虫。

葉っぱの縁のギザギザと、足の形がそっくりです(^。^)

トノサマバッタの幼虫(たぶん)。
スコリアの中で冬越しした卵から、生まれたのでしょうか?

あと1回脱皮するまでは、翅なしで生き伸びなければならないのですよね。
頑張れ~。

2cm以上ありそうなミノムシが遊歩道を歩いていました。
オオミノガ?

ミノが大きくて、とても重そうです。
ズルズル、ズルズル、ミノを引きづって歩く姿がかわいかったです。

最後の写真は下山の時、同時に2人から「かわいい!」と声が上がった風景です。

青い空と海と伊豆の山を背景に、色々な形の雲が浮かんで刻々と姿を変えていきます。
こんな景色を見られるなんて…幸せだ~(^O^)

普通の人なら1時間ちょっとで歩くコースを、3倍の時間をかけて歩きました。
いや~、楽しかったです!

あれ?
目的は下見だったはずなんですが…?(^_^;)

(カナ)



コメント
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