豊前善三のつれづれ日記 2011年12月31日 ブログをはじめました

日頃、感ずることについて考える。人間らしさを さまざまな人間模様。

豊前善三つれづれ日記

2018年04月09日 07時21分49秒 | 日記
 ( Vol 2230 ) 安倍政権は 働く者の人権を軽視した 企業側の論理を受け入れた 高度プロフェッショナル制度を新設すること 閣議決定をした   その詳細は 運用で決めるという 非常に閉鎖的な 人権無視を生じさせることを含む 

働く環境において いままで ことあるごとに 過労 などの 事件が生じた

その都度 社会では 労働環境の改善のための法改正が叫ばれてきた

しかし その対応は 企業側 雇用する側の損失を 最小限に抑える形で 対処されてきた

そこには 雇用する側の 利益至上主義 というものが存在する

理性で考えれば 当然のことも 利益という欲望を優先することに 重きを置くことで  理性が引っ込む

今回の 高度プロフェッショナル制度の生まれた背景は どこにあるのか

それは 経団連 財界からの要望から 生まれた

なぜ そのような要望がなされたのか

利益追求には 人件費を抑制という 条件も含まれる

高度プロフェッショナル制度は 人件費の抑制という点では 非常に良い案である


働き方改革 という 言葉 

それは 労働者にとって良い方向を示すために 考えられたことか

そこには 疑問を感じる


働き方改革のきっかけは 人口減少 少子化 高齢化 という状況において 

日本経済は どのように 活性化させなければならないのか


単純に考えれば 労働人口を増やせば良い ということが浮かぶ


いま 生産年齢人口を考えるとき その年齢は 15才から60才である

少子化 高齢化社会では 生産年齢人口は 全体に占める割合をみると 問題になる

だからこそ 経営に過度の付加がかからず 労働力を生み出すことができるか


その対応として 非正規雇用が法的に認められ そして 今回 高度プロフェッショナル制度を 提示


これには 必ず落とし穴がある


いままで 自民党政権は 法案をうまく 成立させてきた

それは 法律は大まかに決め 詳細な運用については 施行規則という 法の下部の法律によって 流動的に 政権の思うような方向で 法制化しようとするものである

これは 支配するものは 自分にとって都合の良い手法を使う 常套手段

いつの時代も 支配者は とってきたことである


非正規雇用制度導入後においては 非正規雇用者社会保障も 労働者の保護も すべてが棚上げにされた

すべてが 雇用側に有利になるような対策になっていた



今回の 高度プロフェッショナル制度は どうだろうか

真に労働者側に立った考え方だろうか 疑問


この制度は 雇用者側からの要望でなされているからである


いま 日本の起業家 雇用者側は 利益最優先という 立場から 物事を考えている

そうなると 労働者の立場は軽視される


このような 構図は 利潤追求型の社会では 近代化の下では 当然のように行われてきた



そのことを考えると 労働者の働く環境は軽視され 労働者の人権は軽視されるという状況が生まれる可能性が高い


安倍政権のいままでの言動を考えると 労働者の方に向いた行動は 期待できない

施行規則での運用は 労働者の人権 環境を無視した 状況の法律運用がおこなわれるのではないか と危惧


いままでの安倍政権の弁明は 法律の規定を 根拠に正当性を訴えてきた

理性をなくした 欲望に眩んだ 安倍政権は その意味で まともな法律運用にはならないのではないか


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