豊前善三のつれづれ日記 2011年12月31日 ブログをはじめました

日頃、感ずることについて考える。人間らしさを さまざまな人間模様。

豊前善三つれづれ日記

2016年05月19日 08時06分47秒 | 日記
( Vol 1429 ) 心理学は 哲学の一つと 捉える必要がある

巷では 心理学を医療の一環のように捉えているところがあるが 

心理学は 人生哲学

どう こころを 操るか

それは 宗教の唱えているところと 共通する


宗教も 哲学の一つ

科学ではない

非科学 これはは必ずしも反証を受け入れてはいない


宗教は 人生哲学を お経のようにして 唱える 習慣化すること


その内容の多くは 人との関わり方について 述べている 


この点において 心理学も共通している


心理学の手法を持って 病んだ心を治癒させようという カウンセリングが 流行しているが そこには限界がある


人の心を 変えるのは容易ではない


人のこころの有り様を 分析することはできても 人の心は 自身が変わろうとしないかぎり変わらない


宗教も 心理学も 人の心のありようについての アプローチは 変わらない



心理学は 特別なものではない


人生哲学である 

だれでもが 生きていく上における テクニック


そのアプローチの一つとして 心理学があるのではないか



カウンセリングブーム の中 心理学がもてはやされているが 

ここには 落とし穴がある


カウンセリングにより 人の心のありようが こうあるべきだと限定され 違う人格が 作られてししまうおそれがある


その代表例が ベトナム戦争下における アメリカ軍による兵士の心理学的訓練がある

戦争への恐怖の克服を 心理学を利用した



このように 心理学は 医学と同等には扱えない ところがある


心理学は あくまでも 哲学として 扱うべきではないだろうか



心理学的カウンセリングのアプローチは 完全ではない 

だれでも 心理学的なカウンセリングによって 完治するということはない


完治させるのではなく 考え方を示す ということである


考え方の 選択肢の提示にすぎない



過信した心理学による カウンセリングは危険を 孕んでいる


関わり方を間違えると 人の人格までも変えてしまう可能性がある


心理学は あくまでも 人生哲学として 捉えることではないか






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