【最多観客試合】…記念すべき第1回シリーズの第1戦。昭和26年7月4日、雨が降る甲子園球場に
48、671人が詰めかけた。歴史的試合だったが内容はお寒く両チーム合わせて7安打の貧打戦と
なり2対1でセ・リーグが初勝利をあげた。勝利投手は別所毅彦(巨人)、MVPは川上哲治(巨人)と
いたってオーソドックスな結果であった。
【最長時間試合】…昭和27年の第1戦(西宮)は延長21回の引き分け。試合時間は4時間30分と現在
では驚くほどではないが当時では異例の長さ。しかも日没が理由の打ち切りであったのでナイター設備が
ある現在ならば延長戦はさらに続いた筈。
【最多勝利監督】…鶴岡一人(南海)が17勝でトップ。次が水原茂と川上哲治が10勝で続く。「人気のセ実力のパ」は鶴岡がセ、特に巨人相手に異常なほどのファイトを燃やし、パの選手に「銭が欲しかったらセ・リーグに勝ってみぃ」と叱咤激励して勝利をもぎ取った事から言われ始めた。
【最年長選手】…ご存知の月見草・野村克也。昨年は西本監督の粋な計らいで西武から監督推薦で出場7月19日の第1戦で通算選出回数が21回となった時が45歳と20日。2打数無安打だったが6回の守りでラインバック(阪神)の二盗を見事に阻止した。ちなみに通算最多三振を喫したのも野村で1試合4三振を記録した事もある。
【最年少選手】…怪童・尾崎行雄(東映)が昭和37年の第1戦(平和台)で登板した時の17歳10ヶ月が記録。9回裏に登板して2奪三振、第2戦では8・9回を投げて初勝利をあげた。
【最多試合出場】…20回選出され58試合出場の王貞治。選出回数は野村に及ばないが、打撃部門の記録の多くを王が保持している。打数138・得点25・本塁打13・塁打数87・長打数21・打点31・犠飛3・四死球34、などの最多記録をマークしているが打率だけは2割1分3厘と低い。しかしMVPを2度獲得しているあたりは流石である。同僚の長嶋茂雄は通算打率 3割1分3厘、7本塁打、21打点と好成績を残してはいるものの、何故かMVPには縁がなかった。
【1試合最多安打】…高倉照幸(西鉄)・長池徳二(阪急)・マルカーノ(阪急)・門田博光(南海)の4本が最多。高倉とマルカーノは4打席連続安打であった。
【最高打率】…70打席以上に限定すると近藤和彦(大洋)の3割3分8厘 、30打席だと藤原満(南海)の4割1分2厘である。概して大打者と言われた選手は低打率で藤村富美男(阪神)1割6分7厘、大下弘(西鉄)2割0分4厘、中西太(西鉄)1割7分2厘、川上哲治(巨人)2割2分6厘であった。
明日から怒涛の家族サービスの日々が待ってますので次回の更新は 5月16日 です・・・
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