「風の時代」を生きる

人生に必要なのは、勇気と想像力、そしてsome moneyだ。

チャールズ・チャップリン

スタートライン

2024-07-03 00:13:48 | Audible
7/1(月)

「スタートライン」著:喜多川 泰

心に残った言葉3つ

人間だけが持つ原動力、それは「憧れ」

本気でやり続けているものの中に夢がある

私たちの未来は、私たちが思っている以上に劇的で、感動的で、奇跡的な脚本を用意して待っているんだ

思ったこと・感じたこと

この本を読んで”本当の”私の夢って何だろうと考えたるようになった。

放浪株トレーダーだと思っていたが、よくよく考えると、私の本当の夢は「働かないこと」だと気づいた。

職業ではなく、「働かない」と言う「状態」だった。

学生時代世界中を旅してた時も、サラリーマンをしていた時も、その夢は変わらなかった。年齢を重ねれば重ねるほどその思いは強くなった。

52歳になって、ようやく働かなくてもいいだけの資産が貯まり、周りの環境も整ったので、会社を辞め「働かない生活」を始めた。

「どうすれば、働かないで生活できますか?」

学生時代メキシコにいた時、日本人宿ペンション・アミーゴで出会ったおじさんはその方法を教えてくれた。彼は日本で薬局をしていて、1000万円をグアテマラの銀行に預けて、その利子でグアテマラで家を借りて生活していた。奥さんに薬局を任せているそうだ。

別な人も同じように、中米の銀行にお金を預けて、利子で生活していると言っていた。現地に愛人を作って暮らしているとも言っていた。

私もこの生き方に憧れ、日本に帰って働いた。当時日本はバブルの少し後だったが、アルバイトの時給は高かった。1千万円目指して、アルバイトを2つ掛け持ちして働いた。

しかし、残念ながらその夢は頓挫してしまった。

30歳になり、今度こそ、「働かないで生活する」という夢を実現させようと本気で考えを巡らせた。

まずは、結婚相手に給料のよい看護師の女性を選んだ。2人で稼いだ方が早く夢を叶えられると思ったからだ。

次に住む家、私は長男なので親と一緒に住むことにした。もともと2世帯住むことを前提に建てられた新築の家だったので都合がよかった。

次に生命保険、掛け捨ての一番安いものにした。本当は入る必要ないと思っていたが、妻がどうしてもというので仕方なく入った。

車は、妹のお下がり、次に親のお下がりとできるだけ自分で買うのを避けた。

株のプロに弟子入りした。私もプロの相場師になるべく、株の猛勉強をした。私の性格と株との相性がよかったらしく、勉強は苦にならなかった。むしろ楽しかった。

私と妻で稼いだ給料は、それぞれ株トレードと株式投資に充てた。

努力の甲斐あって、45歳で2千数百万円の資産が貯まった。

このころから投資対象を米国株インデックス投資に切り替えた。するとお金の増える速度が上がった。

52歳、やっと自由を手に入れた。好きな海外旅行をしても、お金は減らない。それどころか増える一方だ。これぞ私が夢に描いた「遊んで暮らす生活」だ。

しかしである。この憧れの夢には、思わぬ欠点があった。

それは、海外旅行に行っている時はいいが、日本に帰ってきたら途端に「暇」になるということだ。

「この暇な時間、何をすればいいんだ?」

今は旅行記をブログに書いたり、AUDIBLEで聴いた本をブログに書いたり、体力の維持のためジムに通ったりしているが、この暇を何とかしなければならない。

次の夢を探すしかない。しかしそう簡単に見つかるものでもないし・・・。

何かのサークルに参加しようか?

スモールビジネスをはじめるか?

アルバイトでもしようか・・・。

なかなかいい案は見つからない。

しかし考え方を少し変え、今までのことはすべて準備運動だったと思えば、私の本当の人生はこれからだとも言える。まだ、スタートラインにも立っていない状態だ。

思えば今まで多くの出会いがあった。彼らが私の夢を叶える手助けをしてくれた。

これからの私の未来も、私が思っている以上に劇的で、感動的で、奇跡的な脚本が用意されているのかもしれない。

きっとそうだ。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 昨年の今日は | トップ | また、どこかに行きたい »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Audible」カテゴリの最新記事