「風の時代」を生きる

人生に必要なのは、勇気と想像力、そしてsome moneyだ。

チャールズ・チャップリン

天下の義人 茂左衛門

2016-02-14 16:56:23 | その他
昨日NHKのブラタモリで沼田市をやっていた。NHK大河ドラマの真田丸スペシャルということだった。

そういえば昨年の晩秋、沼田市の南郷温泉「しゃくなげの湯」に行った時、六文銭の幟を立て来年の大河ドラマ「真田丸」のPRをしていた。

沼田市と真田幸村?どんな繋がりがあるのか、気になったので調べてみた。


しゃくなげの湯

もともと沼田市(沼田藩)は信州上田の真田氏の飛び地だったようだ。

沼田領は戦国時代末期から真田家が支配し、幸村の父昌幸が治めていた。昌幸が上田城に居城を移すと長男の信幸(後に信之と改名)とその妻・小松姫が治めた。

1600年の関ヶ原の戦い後、信之は上田城に戻るも、江戸時代初期に真田の分家が沼田藩として独立する。表高は3万石しかなかったのに、本家に対するライバル心が仇となり、その約4倍の石高を幕府に申請した。

そのため税が激増した領民は大いに苦しむこととなる。

その時、村の惨事を救うため立ち上がったのが上毛かるた「天下の義人 茂左衛門」に読まれている杉木茂左衛門だった。  

時の沼田藩主・真田伊賀守信利(信直)の苛斂誅求な悪政を将軍家に直訴して沼田藩改易(取り潰し)の処分が下る。五層の天守があった城は破却され、現在は石垣を一部残すのみとなっている。

茂左衛門は禁を犯したとして磔(はりつけ)の刑に処せられた。しかし地元の人たちは「茂左衛門様」と呼び、処刑場跡や茂左衛門地蔵尊(群馬県みなかみ町)のお参りを欠かさない。

そして上毛かるたは「天下の義人 茂左衛門」と読み継ぎ、その勇気を後世に伝えている。


茂左衛門を祭る水上町月夜野の千日堂

昨年の大河ドラマ「花燃ゆ」も主人公が群馬県と関係が深い人物だった。今年も群馬県と関係のある真田氏が主人公だ、ヒットしてほしいものだ。
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