面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

「東京残酷警察」

2008年12月11日 | 映画
近未来の東京。
警察は民営化され、「東京警察株式会社」として街の治安を守っている。
近頃、深刻な問題になっていることがあった。
それは、自らの肉体を凶器と化して無差別殺人を繰り広げる、“エンジニア”というミュータントの存在だ。
東京警察株式会社は、そんなミュータントを殲滅するため、鎧武者を思わせる武装チームを編成して対抗するのだが、ミュータントは手強く、日夜壮絶な闘いを繰り広げていた。
東京警察の“婦警”であるルカ(しいなえいひ)は、強靭な男性メンバーが倒される“エンジニア”であっても堂々と渡り合い、倒してしまう高い戦闘能力を誇っている。
ある日ルカは、真の敵は“エンジニア”などではなく、強大な“力”によって世の中をコントロールしようとする存在であることに気づく…

海外の映画祭でチケット売り切れが続出しているという、実は国外で話題のスプラッター作品。
その凄まじい“血と暴力の描写”は、「超絶ゴアスプラッター」と命名されている。
あまりに過激シーンの連続で、自分はさすがに胸が悪くなった(苦笑)
「片腕マシンガール」の腕ぶっちぎりエフェクトでもその名を轟かせた、スプラッター・シーンの精鋭・西村喜廣監督が、スクリーンいっぱいに血飛沫を降らせる。
それはまるで「血のゲリラ豪雨や~」(彦麻呂風)。

全編にわたって過激なシーンが繰り広げられるため、さすがにどなたにでもお勧めするわけにはいかない怪作。
スプラッター大好き諸氏には、血沸き肉踊る快作。


東京残酷警察
2008年/アメリカ  監督・脚本:西村喜廣
出演:しいなえいひ、板尾創路、菅田俊、堀部圭亮


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