面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

「ジョン・カーター」

2012年05月07日 | 映画
1881年、ニューヨークの大富豪ジョン・カーター(テイラー・キッチュ)が忽然と行方不明になる。
愛する妻と娘を失って以来、生きる意味を見失い、他人とのつき合いを絶ってきた彼だったが、甥のエドガー・ライス・バローズ(ダリル・サバラ)に、一冊の日記を残していた。
弁護士から手渡された日記をエドガーが開くと、そこには叔父の驚くべき体験が綴られていた…!

人並み外れた身体能力を持ち、南北戦争における騎兵隊の英雄だったジョン・カーター。
そんな彼が妻と娘を失い、愛する家族を守れなかったことから失意のあまり生きる意味を見失っていたが、アリゾナの洞窟で謎の男に襲われ、不思議な現象によって未知の惑星・バルスームへと瞬間移動してしまう。
たどり着いた惑星は地球とは重力が異なっていたため、もともと高かったジョン・カーターの身体能力は更にパワーアップすることとなり、彼の地では桁外れの能力となって、正に「スーパーマン」とも言うべき存在だった。
彼の地を彷徨ううちに、バルスームを支配し、全宇宙の征服を目論むマタイ・シャン(マーク・ストロング)によって滅亡の危機に瀕していた、彼の地の王国ヘリウムの王女デジャー・ソリス(リン・コリンズ)の窮地を救う。
そしてヘリウム王国の危機を救うべく、彼女と彼女に忠誠を尽くすカントス・カン(ジェームズ・ピュアフォイ)、異形の種族サーク族のタルス・タルカス(ウィレム・デフォー)など、バルスームの民たちと共に立ち上がり、マタイ・シャンの陰謀に立ち向かっていく。


エドガー・ライス・バローズのSF小説「火星のプリンセス」を、「ファインディング・ニモ」「ウォーリー」で2度のアカデミー賞長編アニメ賞に輝くアンドリュー・スタントン監督が、自身初の実写作品として映画化。
SFヒーローの原点ともいえるジョン・カーターの大冒険を描いたスペクタクル巨編。
地球では人生に絶望していた主人公が、他の惑星へと迷い込み、彼の地の平和を守るために再び生きる意味を見出して大活躍を繰り広げるという冒険活劇に、失っていた愛の感情を再び取り戻していくラブ・ロマンスを絡めたストーリー展開は痛快。

メルヘンチックなラストシーンがいかにもディズニー的な、ウォルト・ディズニー生誕110周年を飾るSFファンタジー・アドベンチャーの娯楽大作!


ジョン・カーター
2012年/アメリカ  監督:アンドリュー・スタントン、アニメーション監督:イーモン・バトラー
出演:テイラー・キッチュ、リン・コリンズ、サマンサ・モートン、マーク・ストロング、キアラン・ヘインズ、ドミニク・ウェスト、ジェームズ・ピュアフォイ、ウィレム・デフォー、ダリル・サバラ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ポリー・ウォーカー


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