面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

楽天パ制覇

2013年10月22日 | 野球
楽天・星野監督 喜び&決意の一問一答…「幸せな男だな、僕は」(デイリースポーツ) - goo ニュース


楽天がCSをしっかり勝ちぬき、パ・リーグ制覇を決めた。
3点リードで迎えた最終回は、またしても田中がリリーフに立つという“ご褒美登板”が、いかにも星野監督らしい。
テレビニュースを見ていると、さすがの田中も気合が入り過ぎたか二死を取ったところから連続ヒットを許していたものの、そこからはいつもの“ギアチェンジ”が見事に決まってゲームセット。
お約束どおり胴上げ投手の栄誉を得た。
年間通して24勝0敗1Sという凄まじい成績を残した大エースなのだから、これくらいはあってしかるべしだろう。

この土曜日からはいよいよ日本シリーズ。
初出場となる楽天を迎え撃つは連覇を狙う讀賣。
しかし今シリーズが何よりも感慨深いのは、原監督と星野監督の対決であること。
今を去ること10年前。
2003年の秋、優勝を決めたタイガース監督の星野さんと、ナベツネから「讀賣の社内異動」などとワケの分からない言い渡しと共に解任された原が、甲子園での試合で別れの挨拶を交わしたシーンは、今も鮮明に覚えている。
そして「帰ってこい」とエールを送った星野監督に、思わず原監督が涙を流していたのには、讀賣の監督ではあるが感動的であった。
(ナベツネに対する怒りの方が勝ったということでもあったが)
渡辺美里の歌ではないが、あれから10年。
互いにリーグ覇者として相まみえることになろうとは、両監督共に思うところがあるのではないだろうか。
“師弟対決”的な面白さが興味深い。

これで日本シリーズは順当に両リーグの年間1位チームの対決となったが、曲がり間違えばカープvsマリーンズだったかもしれず。
CSという狂った制度の是非を問うためにもカープには勝ち上がってほしかったが、やはり最後は讀賣の地力の前に歯が立たなかったのは残念。
せっかく球団創設初優勝だったにも関わらず、CSにめっぽう強いマリーンズに飲み込まれれば、これまたCS制度の是非を問う声が高まったであろうが、こちらも無事に楽天が押し切って事なきを得たところあり。
またもCSの是非がうやむやになるのだろうが、報道各社には冷静にこの是非を問うてもらいたいもの…


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