面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

学研のおばちゃん

2009年12月04日 | 
あの「学習」と「科学」も…今年度で休刊へ(読売新聞) - goo ニュース


確か小学2年生だったときの、ある日の学校からの帰り道。
おばちゃんが雑誌の試供品を子供たちに配っていた。
(曖昧な記憶だが、付録を配っていたのではないだろうか)
薄いプラスチックでできた、簡単な影絵のセットだったのだが、当時雑誌の付録と言えば紙でできたものばかりだったので、この“紙ではない付録”が珍しくてワクワクしたのを覚えている。
また、影絵といえば黒い影を壁に映すだけだったものが、色のついたプラスチックの人形に光を当てると、カラフルな(といっても人形は赤や黄の一色ものだったのだが)影絵が壁に映し出されて、新たな発見に興奮したものだった。

それが、「学研の『科学』」との、初めての出会いだった。
母親に頼んで「学習」もセットにして申し込んでもらい、それから毎月届けられるのを楽しみにしていた。
以来、学研の学習雑誌とは、高校卒業までだったか中学校までだったかは定かではないのだが、長い付き合いだった。

30余年前の小学生に、豊かな好奇心の種をまいてくれた学研のおばちゃんには感謝多謝。
時代の流れとはいえ、「科学」と「学習」の休刊には、やはり寂しさは否めない。

一時代の終焉でもあり…