面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

結構なことで。

2007年09月12日 | ニュースから
社保庁、横領15件を内部処理…3件は退職金支給(読売新聞) - goo ニュース


横領しても不問に付され、退職金までもらって辞める。
なんと社会保険庁職員の身分のオイシイことよ。
こんなことなら、大学を卒業する際にちゃんと勉強して、入っておけばよかった。

組織として公に処分すると、その対象となった事件が起きた組織の長の責任問題が発生する。
そこで、その組織長を守るため、不正を不問に付し、更には不正隠蔽のために処分せずに通常の退職として処理し、そのために不正を働いた者に退職金を支払って厄介払いする。

公務員はもとより、大企業と呼ばれる会社でも、往々にしてみられる処分形態だろう。
組織を守ることが最優先され、そして特にエリートの組織長が配属されている場合には、その経歴に傷がつかないように最大限の配慮がなされる。

やはり、まず潰れることのない大企業の社員や公務員は、結構な身分である。


帰るかいな。

2007年09月12日 | ニュースから
「残業代出なかったら、さっさと帰る」舛添厚労相が持論(朝日新聞) - goo ニュース


残業代が出ないからといって、目の前に山積みになった仕事を放っておいて帰るホワイトカラー社員がどれほどいるだろうか。

「明日の朝一番までに説明用資料を作っておけ!」と上司に言われ、「残業代出ぇへんから帰りますわ」と言える社員がいると、本当に思っているのか?
一応、組合が社員を守る建て前のあるような大企業ならまだしも、ロクに機能しない労働組合しかない大手企業や中小企業では、残業代が出ないからと言ってさっさと退社できる社員など皆無だろう。

「ホワイトカラー・エグゼンプション」に表向き一家団欒を守るというような目的があることくらい、労働者には分かりきったことだ。
それにも関わらず「家族だんらん法案」「早く帰ろう法案」とすれば良かったなどと言い放つ彼は、所詮プロレタリアートの味方などではないということだ。

圧倒的多数を占める労働者階級の気持ちなど、到底理解できないことが改めて分かっただけでも、この発言には意味があったかもしれない。
彼の底が知れて良かったということで。


「ラッシュアワー3」

2007年09月12日 | 映画
ジャッキー・チェンの映画をスクリーンで観るのは何年ぶりだろう。
相変わらずの身代わり無しスタントで、とても50歳を超えてるとは思えない。
すごいわ!としか言いようがない。

エッフェル塔の展望室の外での、真田広之との格闘シーンは圧巻。
てっきりCG合成で、後からエッフェル塔の鉄骨の絵をはめ込んでいるものと思っていたがさにあらず!
二人とも身代わり無しスタントで、正味で鉄骨のうえで取っ組み合いをやっているとは驚いた。
高所恐怖気味のわが身には信じられないパフォーマンスだ。
(だから自分はハリウッドの役者には絶対になれない!?)

工藤夕貴が中国人の殺し屋で登場したのも驚いた。
でまた、ジャッキー相手に短剣を使ったアクションを繰り広げるのだが、中々堂にいってて見ごたえあり。

もうひとつ、パリ市警の警部役でロマン・ポランスキー監督が老体に鞭打って(?)コメディアン出演しているのも微笑ましい。

実は1も2も観ていないのだが、それでも十分楽しめたところが、好調な興行収入の要因ではないだろうか。
ジャッキー映画お決まりのエンドロールのNG集まで、肩肘張らず、何も考えずに楽しめる痛快娯楽アクション。


ラッシュアワー3
2006年/アメリカ  監督:ブレット・ラトナー
出演:ジャッキー・チェン、クリス・タッカー、真田広之、ノエミ・ルノワール、マックス・フォン・シドー、イヴァン・アタル、工藤夕貴