面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

奪首

2007年09月09日 | 野球
タイガースが讀賣に連勝し、ついに首位に立った。
この2戦、最初が大打撃戦の末に1点差逃げ切り。
次が一転して投手戦の末に1点差逃げ切り。
現状における彼我の投手層の厚さ、力量の差を見せつける形となった。

しかし東京ドームは球が飛びすぎとちゃうか。
都市伝説となっている(タイガースファンの間だけ?)「東京ドームでは讀賣攻撃時に本塁から外野に向かって風が送られる」という噂を証明するかのような打撃戦の翌日も、両チームの本塁打の数がそのまま得点差となって試合が決まった。
この2試合、甲子園ならライトフライかツーベース程度で終わった本塁打がどれほどあっただろう。
初戦の桧山のホームランも、甲子園ならライトフライで終わっていただろう。

それにしても、この2試合のタイガースの勝ち方は痛快極まりない。
初戦は、7発もホームランを浴びながら、単打を重ねに重ねて追いすがり、最後にカマしたたった1発で守護神・上原を沈めて試合を決めた。
2戦目は、2発カマしたタイガースが、1発浴びただけで留まったことで試合を決めることができた。
讀賣相手にイイようにあしらっている。

さぁ、今日の3試合目をモノにしてこそ、正真正銘の覇者の資格があるというもの。
ここでコケるのがタイガースの“悪しき伝統”であると若干の心配はあるものの、チームの地力は確実に上がっており、伝統を変えるほどの力を持っているものと期待したい。


勝訴

2007年09月09日 | よもやま
またまたテレビを見ていてのことで恐縮ながら…

「ブロードキャスター」で、大阪で行われた世界陸上のニュース映像が流れた。
その中で、女子マラソンで見事に銅メダルを獲得した土佐礼子が大阪城公園を走っているときのシーンがあった。
コースの沿道を走る男性の姿。
マラソンの中継ではよく見る光景だが、その男性が手に何かを持っている。
どうやら何か文字を書いたビラのようなもの。
そして男性はそのビラを、土佐選手の方へ向けている。
そこに書かれていた文字。

「勝訴」

クソ暑い中をご苦労なことである。
番組では大阪ならではの光景とコメントがつけられていたが、そうかもね。

このニュースを見て思い出したのは、昔、ラジオで聞いた話。
明治か大正か、時期は定かではないが、大阪は船場あたりが舞台だったか。
夏の夕方、にわかに天気が崩れ、大きな雷が鳴った。
すると、シャレの大好きな男が、雷さん(標準語で言えば雷神とでも言うべきか)のカッコをして近所の家々をまわり、
「只今はえらい失礼を。」

昔の大阪には、そんな手の込んだ悪戯をする人がいた、ということを米朝師が紹介していたものだが、大阪人には脈々とそんな血が流れているのだろう。
誇るべき文化である。


朝潮

2007年09月09日 | よもやま
今話題の朝青龍の師匠である高砂親方のことである。
テレビ番組の「ブロードキャスター」で、モンゴルから帰国したときの会見模様が放送されていたが、モンゴルで入った温泉が気持ちよかったとか、帰りに二重の虹を見てキレイだったとか、その脳天気ぶりには驚いた。

弟子の朝青龍の件など、どこ吹く風。
そのヒトゴトぶりには驚き呆れた。
全く自分には関係のないことだと思っているようにしか見えない。

なんなんだ?この師弟は??