面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

しびれる試合

2006年07月19日 | 野球
帰宅してテレビをつけたら球児が画面に。
なに?もう終盤?しかも勝ってるということか!
顔も自然にほころぶというもの♪

次の瞬間、打席の高橋ヨシノブが空振り三振。
ツーアウトとなった。
続く李はバットに当てられまくって最後は四球でランナーに出してしまったものの、続く元僚友アリアスを三球三振で試合終了。
今日も分かっていて打てないストレート連発で、球児は完璧なクローザーを演じた。

李に一発かまされれば同点、その李をランナーに出すと次打者は長打力のあるアリアスで、ここで一発かまされれば逆転。
セ・リーグの本塁打王を独走でひた走る李にはさすがに怖さを感じたが、他の打者には打たれる気がしない球児の速球。
久保田には「豪速球」という形容が当てはまるが、球児のそれは「快速球」という形容がふさわしい。
振ったバットに当たると飛んでいきそうな気がするが、そもそもバットにまともに当たらないのだから飛びようもない。
これぞプロの球。
本来、こういうプレーを見たいから、我々はお金を払い、プロ野球の試合に駆けつけるのである。

それにしても今日も最少得点試合の1対0。
シビれる試合に球児のシビれる投球。
現在のタイガースにおける象徴的な勝ち試合であるが、球宴後こそは打線の向上を期待したいものである。