ウクライナ東部上空でマレーシア旅客機が撃墜 (2014-07.19.)
ウクライナ政府軍と親ロシア派武装集団の戦闘が続く中、ウクライナ東部の上空でマレーシアの民間旅客機ボーイング777機が撃墜された。
ウクライナのポロシェンコ大統領は、新露派による「テロ行為」だと非難したが、新露派の指導者は、高度1万メートルと軍用機より高い上空を飛んでいる航空機を打ち落とせるミサイルは持っていないと関与を否定して、撃墜したのはウクライナ軍だと主張している。
どちらが遣ったか不明で、徹底的な原因究明が必要であるが、先ずは戦闘を停止し、調査の安全を確保する事が先決だ。
親露派武装集団には多くの「義勇兵」が参加しており指導者の中にはロシアの情報機関の出身者も含まれる。しかし、ロシア政府は武装集団への関与を否定し、戦闘は、あくまでウクライナの内政問題だと主張している。
プーチン大統領は、「ウクライナによる軍事行動が無ければ、悲劇はなかった」と責任はウクライナ側に有ると非難している。
撃墜された航空機はオランダからマレーシアへ向かう飛行機で、犠牲者は、オランダ、英国、ドイツ、オーストラリア、マレーシア、インドネシアなどで、日本人は居なかった様である。事故現場でウクライナの救助隊は、乗員乗客298人中、181人の遺体を発見しただけであると言う(おそらく救命者は居ない模様)。国連安保理も緊急協議で対応に乗り出している。
事故原因は、まだ完全に解明されて居ないが、国際社会は、早期解明を望んでいるが。ウクライナと新露派のこれ以上の犠牲者を生まない様、両者の話し合いによって、停戦と平和への道を得られるよう取り組むべきではないでしょうか。
(えびなたろう)
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