青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

中国は世界の覇者となり得るのか?

2023-03-09 17:07:39 | コロナ、差別問題と民主化運動、科学・医学への過信



読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。



【Ⅰ】

マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】

「沖縄に対する日本」

「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」

の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。



・・・・・・・・・・



年とると、おんなじことを何度も何度も繰り返し喋るのだそうで、そんでもって、これまで何度も書いた愚痴を繰り返します。



「中国蝴蝶野外観察図鑑」500頁のベースはほぼ完成し、英訳中国語訳に取り掛かっています。



まず図版レイアウトを決めます。写真を選び出すのがとんでもなく大変な一大作業なわけですから、これが終わればほぼ完成したような気分になるのですけれど、実はそこからがまたとんでもなく大変で、、、。



原則、資料なし、自分の頭の中にある知識だけで解説文を書き進めていくことにしているのだけれど、といって僕の偏ったかつ古い知識だけでは、まともな作品を作る自信がありません。そこでインターネットで論文とかを遂一チェックしていくことになりますが、これがまたとんでもなく大変、いろんな意味で、いいかげん心が折れてしまいます。



毎日朝から晩まで取り組んでいても一向に先に進まず(でも実際は僅かずつ進んではいる)何度も何度も何度もメゲそうになってしまいますが、根気よく、歯を食いしばって、解説文を書きつづけています。



文章割り当てスペースが決まっている。まず1/3を日本語で書きます。その後、同じ分量を英文と中国語文に翻訳して埋めていく。英訳は、まず自分で書いて、自動翻訳機にかけてチェック、あるいは逆に最初に自動翻訳機で粗訳したものを(意味の間違いなどを正して)整えて行く。



問題は、日本語をそのまま英語にすると、倍近くの文字数になってしまう、ということ。とにかく短くするしかない。それでもって、不定冠詞/定冠詞とか関係代名詞とか一切無視して削って行きます。時には主語を削ったり、ジャパニーズイングリッシュの文脈に締めたり、、、強引に日本文と同じ長さにする。こんなので良いのだろうか?という不安要素満載です。



まあ意味さえ通じれば良いのだけれど、一文字あるかないかで正反対の意味に代わってしまうことも有るでしょうから、不安でなりません。



そこに行くと、中国語文は、長さを気にしなくてよい。こちらは最初から自動翻訳機に頼りっきり(あとでモニカにチェックしてもらう)で、大抵の場合日本語文より短くて済みます。その分、いくら削っても長くなってしまう英文との調節がとれるという利点もあります。



以前にも同じことを何度も書いたけれど、英語の文章を中国語にすると半分以下になる、ということは、なにか、とてつもなく大きな問題を示唆しているように思えるのですね。感性とか価値観とかの根本的な違い(そしてそれは世界情勢の行方)に結びつく、、、、。



それはともかくとして、問題は、ある程度正誤が把握できる英訳と違って、中国語に訳した文は、正しいのか間違っているのか、全く見当がつかない場合が多い事です。



勘違いの訳(屡々正反対の意味になってしまうものも含めた)は、日本語⇔英語よりも、日本語⇔中国語の組み合わせの方が、ずっと多いような気がします。殊に自動翻訳機を利用する場合は、日本語から中国語に訳すよりも、英語から中国語に訳したほうがスムーズに行くみたいです。



話は逸れますが、中国は世界覇を目指しているわけで、アメリカに敵対し、欧米依存を切り捨てていく、、、なのに学術に関連する用語や文章は全て英語なんですね。なんか変だとは思わないですか? 変であることに、どこまで気付いているのでしょうか。あるいはそのことは織り込み済みで、何か将来的な策があるのでしょうか(たぶんないと思う)。



一方、欧米のメディアにしろアカデミズムにしろ、東アジアの情報は全くと言って良いほどスルーです。Wikiなどで属のチェックリストとかあって、例えば100種ぐらいを含む場合も、写真とか詳細情報が示されているのは、大部分のアジア産は無視され(ただしインド産は例外)、1割にも満たない欧米産の種に限られていたりします(情けないことに日本のwikiや中国の相当メディアではそれをそのまま引用紹介している)。



なにもかにも欧米基準で為されていて、欧米の自然の俯瞰的な視点からの解明には、東アジアに於ける実態が不可欠であることは分かってはいるはずなのに、結果として全く無視。



まあ、欧米基準のおかげで、旧英領インド発の情報だけは突出して充実しています。雲南省北部はアッサムに隣接しているわけですから、インドの情報だけで実態の大概(の一部)を知ることが出来る。



あと、インドシナ諸国(中国南部との関連)とか、ロシア(中国北部との関連)もそこそこ充実しているし、それに台湾や日本発の情報(情けないほど内向きだとはしても)を加え、周辺地域の実態を知ることで、中国に於ける実態も凡そ 類推できるわけです。



なにしろ、中国発の情報のお粗末さには辟易してしまいます。いや、入れ物は凄いのですよ。体裁はいかにも科学的で、スケールが大きく、金も人員も時間も圧倒的にかけている。なのに、中身はスカスカ。



そんなわけで、僕の作る「中国胡蝴野外観察図鑑」は、総体的な立場から見て、大きな意義があると自負している次第です。とにかくその作成に全力集中、終日ジョイフルに籠ってWi-Fiを拾い、パソコンと格闘しています。



ここんところ晴天が続いているので、ランチの前に、徒歩2分の路傍(アパートとの中間地点、近畿大学駐車場脇)の

草地の蝶達を(昨年秋に引き続いて)チェックしています。今日は曇天なのでお休み。これから、徒歩1分の江藤医院で血圧測りに行き(市役所からの指令、平均値、上160下80は高いのでしょうか?自分じゃ良く把握できていない)、帰ってから455円(贅沢!)の日替わりランチ食べます。



・・・・・・・・・・・





昨日撮影したベニシジミLycaena phlaeas





フカミドリフチベニシジミKulua viridipunctata 雲南省大理 2010.5.5

学名はHeliophorus tamu とすべきなのでしょうが、敢えてそうしなかった理由については、いつか述べます。






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 飛んで行ったり、飛ばなかっ... | トップ | 中国は世界の覇者となり得る... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コロナ、差別問題と民主化運動、科学・医学への過信」カテゴリの最新記事