青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

アパートの裏山- Nature of Misty Hill青梅市霞丘陵の自然(and 狭山丘陵“緑の森”)2021.6.17

2021-06-19 14:12:41 | コロナ 差別問題と民主化運動 身近な自然



 
身体が(ほぼ)ぶっ壊れ、カメラも(ほぼ)ぶっ壊れているのにも関わらず、毎日近所の山(丘)を、一日5~10時間歩き回っています。
 
多くの方々に助けて頂いています。六道山公園や緑の森のスタッフの方々。緑の森のレンジャーで青梅をはじめとする東京の蝶の情報を詳しく教えて下さったYさん。青梅の森入口のオオムラサキポイントで様々な情報を頂いたFさん。昨日その場所で更に詳しく青梅の自然の情報を教えて下さり、お勧めの観察ポイントに案内してくださったサイトウさん。そのあと近所の公園入口で出会った僕と同年輩の老夫婦の方。先週、緑の森の入口バス停から箱根ヶ崎駅まで車で送ってくださった地元のおばさん(おねえさん?)を始め、道を尋ねた際、丁寧に詳しく教えて下さった何人もの方々、、、、。その人たちに、一人ひとり御礼と報告を行いたいのですが、とりあえず、ここでお礼を述べておきます。
 
このブログの読者で、様々な協力を申し出て下さっているKさんにも、資料を送らねばなりません。やるべきことが多くあり過ぎて(三世の心配なども含む)四苦八苦しています。でも、とにかく前に進むしかありません。
*K氏曰く「この状況下で青山さんから巻き上げる?方々がいるって、本当に世界は広いなぁ、と感動します(笑)」。
まさにその通りです(;´д`)。でも、三世にとっては、今が人生の正念場なので(ここでは詳しく書けないけれど、それはもう大変な事態で)、暖かく見守ってやってください。
 
さて、裏山探索は、3~4日に一度くらいのペースで、一日6時間以内、と決めていたのですが、ここのところ毎日出陣、日によっては10時間越え、という状況になっています。東京近郊の低地の蝶の撮影にとって6月下旬は一年のうちで最も重要な季節。もとより梅雨の時期なので、晴れ間を狙わねばなりません。しかし、天気予報が見事に当たらない。しかも今年は異常に早いペースで季節が進んでいるので、各種の出現時期を“読む”のが難しい。
 
そんなわけで、ブログも変則掲載となります。
 
とりあえず、6月17日分(今日アップ)と6月18日分(明日掲載予定)。
 
初めて箱根ヶ崎(福生・河辺)とは反対方向から、西武線を使って「緑の森」に向かいました。これがまたメチャ面倒なんですね。乗り換えだらけで(運賃も片道1000円近くかかってしまう)。これなら河辺から歩いて行った方が、ずっと楽です。
 
ということで、お昼過ぎから、7時前まで、主に“ハンノキの木”ポイントで撮影を行いました(といっても、カメラがぶっ壊れているので、撮影すること自体が想像を絶するほどの困難さです)。
 
*ミドリシジミはいたけれど撮影は出来ませんでした。
 


オオチャバネセセリ。15時16分。今日の追加撮影種は、今年に入って49(通算52)番目の、オオチャバネセセリです。雑木林に囲まれた丘頂で“ヒルトッピング”していました。イチモンジセセリやチャバネセセリと違って、なんとなく“ずっしりとした”重厚さを感じます。
 


オオチャバネセセリ。15時17分。オオチャバネセセリの学名は Polytremis pellucidaですが、最近では属名を Zinaidaとすることが多い(日本に於いてはこれに統一されつつある?)ようです。広義のオオチャバネセセリ属Polytremisは、外観的に異なる(中にはイチモンジセセリ属やチャバネセセリ属に酷似する)種から構成されていて、かつ雄交尾器も形状も幾つかの小グループごとに異なっています。DNA解析に基づいて、幾つかの属に細分されているわけですが、ただし広義のPolytremisは、必ずしも多系統群と言う事でもなく、オオチャバネセセリを狭義のZinaidaに置くか、広義のPolytremisに含めるかの選択は、研究者の見解ごとに可能かと思われます(ここではPolytremis pellucidaとしておきます)。確実な分布域は日本海周縁地域(中国大陸北部を含む)。台湾産や中国大陸産(北部を除く)が日本産と同一種であるかどうかについて(Polytremis=Zinaida zinaとする?)は、僕には分かりません。
 


オオチャバネセセリ。15時13分。
 


オオチャバネセセリ。15時32分。
 


オオチャバネセセリ。15時30分。蝶の“吸い戻し行動”については、詳しい事は分かっていません。“詳しい事”も何も、どだい、他の生物の事情を人間が“分かろうとする”ことなど無理なのです。人間の事さえ(自分の事さえ)分かっていないのでしょうから。
★汚れた僕の服や持ち物にやってくるということは、単なる水分補給や体温調節とかではない、栄養分の摂取。
★しかし、吸ったものをなぜ腹端から出して再び吸う事を繰り返すのか?(まるで僕が今苦しんでいる“逆流性食道炎”みたい)
★この行動はセセリチョウ科の多くの種で(そのほかの蝶や蛾の少なからず種にも)共通していますが、殊にオオチャバネセセリ(あるいはPolytremis属全般)に於いて顕著です。
★例えばアゲハチョウ科で(スソビキアゲハ属で特に顕著に)見られる、吸水しながらの尿の放出とどこが異なるのでしょうか?
★オオチャバネセセリは“ハナセセリ”の異名もあるくらい花蜜が好きな種。栄養分の補給と言う事での役割分担は?
 


オオチャバネセセリ。15時29分。
 


オオチャバネセセリ。15時31分。
 


オオチャバネセセリ。15時31分。
 


オオチャバネセセリ。15時31分。
 


オオチャバネセセリ。15時32分。
 


オオチャバネセセリ。15時38分。
 


オオチャバネセセリ。15時51分。僕のズボンのポケットが余程汚いのか(笑)、そこから離れません。
 


オオチャバネセセリ。15時52分。
 


オオチャバネセセリ。16時19分。
 


オオチャバネセセリ。15時39分。
 


オオチャバネセセリ。15時33分。
 


オオチャバネセセリ。15時33分。
 


オオチャバネセセリ。15時33分。
 


オオチャバネセセリ。15時34分。
 


驟雨の雑木林。16時28分。晴れているのに雨が降る、、、、短時間ではなく結構長く続きました。
 


驟雨の雑木林。16時29分。
 


驟雨の雑木林。16時33分。
 


驟雨の雑木林。16時33分。
 


“ハンノキの木”ポイント。16時38分。
 


イチモンジチョウ。16時54分。ハンノキの木には、時たまミドリシジミの雌が現れます。でもどこに止まった(あるいはどこに飛んで行った)か、全然分からない。13日~16日の探訪時には、この木にキタテハがやって来て目まぐるしく飛び回り、そのためミドリシジミがやって来ても、紛らわしくて仕方が無かったのですが、今日はキタテハは(この木には)ほとんどやってきません。その代わりに、イチモンジチョウがやって来て、目まぐるしく飛び回っています。
 


イチモンジチョウ。16時54分。
 


ツバメシジミ雌。16時56分。
 


ノリウツギ。18時09分。歩いて駅に向かう途中、山肌に野生アジサイのひとつ、ノリウツギが咲いていました。ほぼ満開です。僕のこれまでの経験では、ノリウツギの開花は早くても7月中旬ぐらいから、と思っていたのですが、、、。ここだけが例外的に早いのでなく、翌日、青梅の森でも既に咲いていました。やはり今年は異常に早く季節の推移が進んでいるようです。








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