青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

ハニートラップと南京

2021-12-28 15:10:16 | コロナ 差別問題と民主化運動 日記



読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。

【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。

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『元公安警察官は見た。被害に遭う日本人続出、、、上海のカラオケクラブは中国ハニートラップの巣窟』

tof*****さん
日本でも学者、政治家、コメンティター、ジャーナリスト、不自然に中国や韓国に肩入れしている人がいるよな。
[そう思う680/そうは思わない24]

j*****さん
現在の中国に旅などしようものなら、安全に帰って来れる保証など無いと思う。
[そう思う57/そうは思わない0]

milk*****
僕は、学者、政治家、コメンティター、ジャーナリスト、どれでもないのですが、中国で35年間活動している日本人です。ハニートラップは、至る所に張り巡らされています。政治だけではなく様々な目的で。僕も、不測の行きがかりで、一度だけかかりかけたですね(かからなかった、笑)。しかし、これだけははっきりと自覚しておいて頂きたい。良からぬ目的で、安易に(金にあかせて)女性に近づく日本人男性が、いかに多いか、ということを。別に、自由恋愛は良いのです。ならば、責任をもって結婚しちゃえばいい。それで結果として敵側についてしまうのなら、それも生き方のひとつだと思います。でも実際は、相手の女性を見下して、真剣に対していないことがほとんど。だったら、トラップにかかっても、文句は言えんでしょう。まずは、日本人も中国人も対等な関係にある、という姿勢を、きっちりと認識しておきたいですね。
[そう思う40/そうは思わない3](意外と賛同が多いです)

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一度だけかかりかけた、の話をしておきましょう(笑)。政治的なハニートラップではなく「ぼったくりハニートラップ」ね。

上海のメインストリートである南京東路に、2人組のハニートラップが常時うろついていることは、結構有名ですね(今はどうなんでしょうか?)。大抵の場合、一人は美人で、一人はブ〇。

ある日、その通りにあるはずの大型書店に行こうとしました。しかし、移転していた。近くの様だったのですが、場所が分からない。そこで警察署に行って尋ねようとしました。署の入口に死体?が転がっていた。怖くなって通りに引き返しました。急に大雨が降ってきた。そのタイミングで、くだんの2人組が話しかけてきた。「日本人でしょう(すぐにわかるのが不思議です)?何かお困りの様ですがお助けしましょうか?」

いや、怪しい人たちには近づきたくないのだけれど、ここは移転した書店の場所を聞いておこう、と。「すぐそこなので案内してあげましょう」。で、通りを横切ったところで、半端ない豪雨になってきた。「ちょっと雨宿りしましょう」とのことで、角にあったフルーツパーラーのようなところに入りました。スイカとアイスクリームとかを注文して、雨が止むまで暫し雑談。可愛い方の女の子は、日本語がメチャ上手です。ブ〇のほうは、何故か途中でいなくなってしまった。雨がやんで、勘定を支払おうとしたら、300元(今で5000円、当時ならもっと)。スイカ数切れとアイスクリーム3個。マクドみたいな、ごく一般的なカフェです。しぶしぶ300元払いました(今思い出した、桂林でもよく似た経験している、スープ一杯で300元取られて、当時の宿舎のスタッフの間で、僕のあだ名が“300元”になった)。明らかに店との共謀です。

で店を出たのですが、驚愕はその後です。今でも、その真意が分からない。その可愛い方の女の子がこう言いました。「(300元も支払った)あなたは素直な人ですね、今後、また同じような局面に会うでしょうから、その時は気を付けて」と。書店まで案内してくれて、「困ったことがあったら私に連絡してください」と名刺をくれた。連絡しなかったけれど、、、そこまで手の込んだことはするのでしょうか?

実は、この時は天中殺みたいな連続で、翌日も別の被害に遭った。こちらは、本物のマクド。店内に入ろうとしたら、入口で小学生ぐらいの女の子を連れた中年のオバサンが声をかけてきた。いきなりこう切り出しました。「南京から来たけれど帰る電車賃がない、食事もしていない、私はともかく、この子には何か食べさせてあげたい、ご馳走してください」。もちろん、最初から日本人と決めつけています(それにしてもよく分かるもんだ)。媚びる様子は全然なく、いわば胸を張って上から目線で(笑)。まあ、ハンバーグ2個ぐらいは良いだろうと、ご馳走してあげました。食べ終えると、電車賃もくれ、という。南京だったら大した運賃じゃないはずなんですが、なんだかんだと100元とか150元とかかかる、と。いちいち関わっている道理はないけれど、(日本人として、笑)無下に断るのもなんだかなぁ~、と思って、いい方法を考えつきました。「今はお金を持っていない、明日にならないとない」。これで引き下がると思ったら、「じゃあ明日で良いです、何処に行けばよいか」と宣います。さすがにわざわざ来ることは無いだろうと思って、(僕が泊っている)ユースホステルを教えました。翌朝、ちゃっかりと来ました。その執念?は、ある意味見事です。

南京といえば、こんなことも。福建省の南平と言う町に、途中で知り合った日本人の若者と一緒に旅行した時のこと。町の中心の河に架かる橋の上で、風景を眺めていました。突然、女子中学生らしき2人連れが声をかけてきました。何の前置きも成しです。いきなりです。「南京から来ました」。以下も上と同じです。腹ペコで何にも食べていない。一応、ごちそうはしてあげました。全然感謝された風もなかった。

日本人を見つけると「南京」。切り札です。

町から町へのローカルバスでの移動は、何時間もかかります。車中にはTVが設置されています。様々な映画が放送されて、(時間つぶしには)それなりに有難いのですが、かなりの確立で、南京大虐殺のドキュメンタリー番組に出会います。これを、何時間も見せ続けられるのは、かなりの苦痛です(まさか日本人の乗客がいるからそれを選んだ、と言うわけではないでしょうが*)。

*ちなみに、アメリカのグレイハウンドでは一度恣意的にやられたことがある。ちょっと感じの悪い運ちゃんだったので、何か文句をつけたら、ずっと「真珠湾奇襲攻撃」の放送を流され続けた(僕がアメリカで遭遇したほぼ唯一のいじわる)。

南京虐殺に話を戻すと、あったと思いますよ、それもほぼ中国側の主張通りの事が(平凡社新書「南京事件論争史~日本人は史実をどう認識してきたか」笠原十九司著に詳しい)。

ただ、せっかくの事実の主張を、トンデモ装飾をもって語るから、胡散臭くなってしまう。

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中国で遭遇した様々な理不尽極まりない出来事は、余りにストレートで、かつどこかマヌケさが漂い覆っているゆえ、、、、複雑な想いにならざるを得ないのです。




コメント
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