サパ 25.Jul.2011(上3)
シジミとシジミタテハの攻防
シジミタテハ科は日本にいない蝶のため、マイナーな一群の様な印象を持ちますが、世界的には結構繁栄しているグループです。名前のごとく、シジミとタテハの中間的な特徴を持っています。近年はシジミチョウ科の一群として扱われることが多かったのですが、DNA解析の結果はむしろタテハチョウ科に近いという答えも示されています。シロチョウ科やアゲハチョウ科を併せ、「チョウとは何か?」という命題解明のキーポイントを担っているとも言えそうです。
●1~36 渓流の流れの中の岩上で。シジミタテハの群れ(Dodona属の種、脚は4本)と、一人ぼっちのシジミチョウ(カラスシジミ亜科のtajuriaまたはその近縁属、脚は6本)。動き(ことにシジミタテハの向き)を追って見て下さい。明らかに仕掛けているのはシジミタテハのほうです。
撮影日&時間
1~3 2011/07/25 11:51
4~5 2011/07/25 11:52
6~11 2011/07/25 11:53
12 2011/07/25 11:55
13 2011/07/25 11:56
14 2011/07/25 11:57
15~21 2011/07/25 12:00
22~33 2011/07/25 12:01
34~36 2011/07/25 12:02
37 脚の数を数えてみて下さい。シジミタテハはタテハと同じ4本。実は、前のほうの脚の後ろに見える淡い色の髭のようなのが、退化した前足なのです。