フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

種から育てよう

2012-05-19 | ガーデニング

八ヶ岳清里の雑木林の空は青く晴れている。北岳が真っ白で美しい。八ヶ岳もよく見える。外気温1度、室温14度、湿度30%と冷え込んでいる。

今日は、絶好の庭仕事日和なので、朝食後直ぐに庭に出る。今日は種まきをやろう。今回初めてアスパラに挑戦だ。発芽するのに時間がかかるそうだ。それに、いただいたパスタ用ミニトマトの種サンマルツァーノ、カボチャ「あずまえびす」、春菊、大葉、イタリアンパセリ、バジル、ルピナス、ポリジ、ワスレナグサ、二十日大根フレンチ・ブレックファーストなど。

ポットに種まき用土を入れ、種を播いていく。播き終わるとたっぷりの水を遣り、発芽するまで新聞紙をかけておくことにする。

庭の花壇にも二十日大根「フレンチ・ブレックファースト」の種を播いた。

昼からは、種から育てたナスタチウムの植え付け、中央花壇の区割りのやり直し、ヒューケラの植え替えなどを行った。涼しいので夕方6時近くまで、あれやこれやの庭仕事に夢中になった。

 


「春の酵素作り」、雷雨、急転する天候、地震

2012-05-18 | 日記

夜中の1時過ぎに、雷の稲妻と音で目を覚ましてしまった。山の中なので雷鳴の響きが凄かった。朝起きると、八ヶ岳清里の雑木林は、いい天気になっていた。外気温9度、室温18度、湿度34%と暖かくなった。

今日は、朝早くから妻がバタバタしている。ご近所のFさんとご一緒に「春の酵素作り」をすることになっている。最初に二人揃って大きなナイロン袋を持って畑の土手や野原に生えている草を取りに行った。新しく萌出た草を5キロ摘み集めなければならないとのことだ。それが簡単ではなく、草の先だけ摘むので、これが一苦労だったようだ。

次は、集めた草を、包丁で切り刻んで、

プラスティックの樽に入れていく。


最後は、砂糖5.5キロキロと発酵促進剤を入れて出来上がりだ。これから1週間かけて、毎日かき混ぜながら発酵させていく。

私は、買ってきた苗の植え付けをやった。今回買った山野草は、春はよく陽があたり、夏は半日陰になり、しかも適度な湿り気のあるところと、なかなか難し環境が求められるので植え場所を探すのに苦労した。途中で、俄かに空がかき曇って、雨が降り出した。それもつかの間で、直ぐに青空が広がってきた。めまぐるしく変わる天候だ。

午後からも、庭作業の続きをやって、植え付けを終えた。部屋に戻って休憩していると、家がぐらっときた。テレビをつけると、関東地方で震度4の地震があったとのこと。北杜市は震度2の揺れだった。これだけの「天変地異」に味付けされると、今日作った「春の酵素」はさぞかし、よく効くものになるであろう。


痺れる胃カメラの後は五月晴れ

2012-05-17 | 日記

今朝の八ヶ岳の雑木林はやや雲が多いもののいい天気になった。外気温6度、室温19度、湿度30%。山々は雲に隠れて見えない。

こんないい天気なのに、今日は、胃カメラを飲むことになっている。このところ胃が時折痛むので、先日「長坂クリニック」に行くと、「それでは胃カメラで調べてみましょう」といわれ、予約しておいた。今日までいただいた胃薬を飲んでいるうちに、胃の痛みは無くなっている。胃カメラは今回初めてなので、昨夜から少し緊張する。それよりも、「万一、悪いところが見つかるとどうなるのかな?」という不安が心をかすめる。

検査の2時間前にコップ1杯の水を飲む以外は、もちろん何も口に入れてはならない。検査室に入ると、看護師さんが、内視鏡の準備をしていた。先に明るいライトが点灯している細い管を揺すぶっていた。ゼリー状の喉麻酔薬を口に含まされる。10分間含んでいなければならない。看護師さんから「検査に支障が出るので、飲みこんではいけません。」と言われる。含んでいると舌が少し痺れてきた。飲みこんではいけないと言われると、余計に飲みこみたくなってきたが、それを我慢する。

10分過ぎると、「いいですよ」と言われ、ゼリーを吐しゃする。今度は「苦いですよ」と言われる液体を服用した。次はベッドに横になってくださいと言われ、口におしゃぶりの穴があいたような物を加える。鼻から大きく息を吸って、出して下さい、と呼吸の練習をする。慌てずにゆっくり呼吸するようにとの指示。ドクターから「それでは始めます。」と声がかかり、ヒュルヒュルと内視鏡をおしゃぶりの穴に差し込んでいった。

喉を通過するとき、「ここが一番辛いですが我慢してください」との励ましの言葉。それが過ぎると、確かに胃の中に何か異物が動いている感じだけはしている。看護師さんが背中をさすってくれるのが嬉しい。10分ぐらい経ったのであろうか、「終わりました」との声で、内視鏡を抜きだしてもらうと、ホッとする。舌や喉は痺れたままだ。「しばらくは口に何も入れないでください」とのこと。確かに何かを食べることができる状態ではなさそうだ。

終わると直ぐに診察室でドクターの説明があった。ドクターから「胃は全く問題はありません。十二指腸も調べましたが、そこも何にもありませんでした」との診断。そう言っていただくと、やはり嬉しいものだ。それまでの不安感が一気に解消した。ドクターからは「胃のあたりが痛むのは、胃以外の内臓にも問題があるときありますので、更に痛むことがあれば、またお越しください」とのことであった。

10時前に長坂診療所を出たときは、いい天気になってきて、空も心も五月晴れだ。

そうなれば、庭に植える植物の苗が欲しくなり、白州道の駅に立ち寄る。山野草が沢山並んでいたので、オダマキ、イカリソウ、クリンソウ、それに可愛いピンクの岩唐草を買った。ついでに、隣の白州花壇にも寄る。黄色のヒューケラ「シェリーフリップ」と銅葉色のキミキフガ・ブルネットを衝動買いしてしまった。

その後、ついでに「八ヶ岳グリーンサービス」も覗く。「社長さんは今日は買いつけに行っています。」と女性の職員の方から言われる。植木苗のことは、よくわからないとのことだ。広い植木置き場をざっと見させていただいた。心がかなり動いたが、今日は我慢しておこう。

昼になったので、久しぶりに「蕎麦ICHI」に行く。枝垂れ桜は散っているが、雰囲気が面白い店だ。アンティークとも言えないがガラクタと言えば失礼な雑多なものが部屋の中に置かれている。

肝心のお蕎麦、やや藪蕎麦に近い色合い、細く爽やかな味わい。出汁が少し醤油辛いかな。それよりも蕎麦の量が上品過ぎて、朝から何も食べていない胃には、あまりにも愛想がなく、直ぐに食べ終わってしまった。

午後からは、気温がぐんぐん上がってきたので車の窓を開ける。爽やかな初夏の気分で「アダージョの森」に戻ってきた。


「謹訳 源氏物語」第四巻読み終える

2012-05-15 | 濫読

八ヶ岳清里の雑木林は朝から雨になった。外気温6度、室温18度、湿度32%。昼前に「カントリーホーム」さんがやってきて、昨日切れてしまったスチールチェーンソーの「燃料用オイル」を持ってきてくれた。なんと「クラッシック」な三菱のディアマンテに乗っている。嬉しいことに、先日のガーデンパーティのフルート演奏をビデオ編集したものを見せていただいた。

朝のうちは暖かいと思っていたが、昼からの気温が上がらず、なんとなく肌さむいので薪ストーブに火を入れた。

雨で庭仕事ができないので、終日部屋のなかで過ごす。まずは、このところさぼりがちのフルート練習を2時間ほどやる。アルテ24課の「ターン」が難題だ。ぞんざいに吹かずに、きっちりとターンを入れる練習をする。

フルート練習の後は読書だ。中断していた「源氏物語第4巻」を読み終える。
登場人物が沢山出てきて複雑に絡まってくるので、巻頭に掲載された「系図」を常に見ながら読み進む。最愛の藤壺の死を経て、30代前半で太政大臣に上り詰めた源氏に栄華の日々が訪れる。

「薄雲」 藤壺の宮が息を引き取る。祈祷師の僧が、帝に源氏と藤壺の宮との密通の秘事を打ち明ける。

「朝顔」 源氏32歳、桃園式部卿(霧壺院の弟)の娘「朝顔の君」に思いを寄せるがきっぱり断られる。

「少女」 源氏は内大臣から太政大臣に昇進する。源氏の息子=大学の君が元服し、内大臣の娘、「雲居雁」に近づ   こうとするが、二人の仲は裂かれる。

「玉蔓」 亡き夕顔の娘=玉蔓が筑紫から京に上り、昔の夕顔の乳母子の右近と出会う。それを機会に、玉蔓は源氏の住まいに移る。

「初音」 「あらたまの年立ちかえる朝より またるるものは鶯の声」
     正月、源氏の側に侍る君たちは豪華な衣装で着飾る。源氏は紫の上、花散里、玉蔓、明石の御方、末摘花を訪れ正月の挨拶をする。

「胡蝶」 源氏(36歳)が玉蔓(22歳)に懸想する。

ここまで読んでくるとストーリー展開に慣れてきたので大分読みやすくなってきた。


フジ蔓で宙づりになったヤマザクラを倒す

2012-05-14 | ガーデニング

 八ヶ岳の雑木林の空は晴れているが、雲が多い。外気温5度、室温18度、湿度30%。

今日は原村の「カントリーホーム」さんに来てもらって、南側の宙づりになっている樹木を倒していただく。フジ蔓が絡み合っているため、倒したヤマザクラが宙づりになったままだ。フジ蔓は強いので引っ張っても、びくともしない。そのまま置いておいたら、見苦しい上に、いつ何時倒れるかもしれないので危険でもある。それで、「カントリーホーム」さんにお願いして、特殊な牽引機を使って引っ張り倒そうということになった。

先ずは、宙吊りの樹木に専用の帯を括りつけ、それにワイヤーを接続する。そのワイヤーは一度滑車で方向を変えてから、牽引機につなぐ。そうすると作業している人がいる位置には倒れてこないことになる。

そうしておいて牽引機を絞り上げていくと、蔓が絡まっている樹木が引っ張られて行き、キリキリと音を立てながら、とうとう、切り離すことができた。

ヤマザクラの大枝が折れてしまうというダメッジがあったが、なんとか見苦しい状態を解消することができたのが嬉しい。

続いて、北側に生えている直径30センチ超のコナラの大木を倒す。コナラは光を求めて南側に傾斜している。ところが南側には大事にしているウリハダカエデやカタクリがあるので、そちら側に倒すことはできない。それで傾斜の反対側の北側に牽引機を使って倒していただくことにする。先ずは、ロープにゴムハンマーをくくりつけ、枝に絡める。そのロープの先をワイヤー結びつけ、ワイヤーを滑車に通す。

それを牽引機で牽引する。そうしておいて、コナラの北側に受け口を刻み、南側の追い口から追い込んでいく。ある程度切るとチェーンソーを止めて、ワイヤーを牽引すると、ミシミシと言いながら倒れていった。

同じ要領でもう1本のコナラを倒す。

倒した後の枝の処理はものすごい量だった。少し離れたところから森を見てみると、森の中は俄然明るくなった。

カタクリには少し明るすぎるかもしれないが、今切っておくと将来が楽になる。作業の後、「カントリーホーム」さんとご一緒に食事をしながら、庭づくりや薪ストーブについてたっぷり話し込んだ。