フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

フジ蔓で宙づりになったヤマザクラを倒す

2012-05-14 | ガーデニング

 八ヶ岳の雑木林の空は晴れているが、雲が多い。外気温5度、室温18度、湿度30%。

今日は原村の「カントリーホーム」さんに来てもらって、南側の宙づりになっている樹木を倒していただく。フジ蔓が絡み合っているため、倒したヤマザクラが宙づりになったままだ。フジ蔓は強いので引っ張っても、びくともしない。そのまま置いておいたら、見苦しい上に、いつ何時倒れるかもしれないので危険でもある。それで、「カントリーホーム」さんにお願いして、特殊な牽引機を使って引っ張り倒そうということになった。

先ずは、宙吊りの樹木に専用の帯を括りつけ、それにワイヤーを接続する。そのワイヤーは一度滑車で方向を変えてから、牽引機につなぐ。そうすると作業している人がいる位置には倒れてこないことになる。

そうしておいて牽引機を絞り上げていくと、蔓が絡まっている樹木が引っ張られて行き、キリキリと音を立てながら、とうとう、切り離すことができた。

ヤマザクラの大枝が折れてしまうというダメッジがあったが、なんとか見苦しい状態を解消することができたのが嬉しい。

続いて、北側に生えている直径30センチ超のコナラの大木を倒す。コナラは光を求めて南側に傾斜している。ところが南側には大事にしているウリハダカエデやカタクリがあるので、そちら側に倒すことはできない。それで傾斜の反対側の北側に牽引機を使って倒していただくことにする。先ずは、ロープにゴムハンマーをくくりつけ、枝に絡める。そのロープの先をワイヤー結びつけ、ワイヤーを滑車に通す。

それを牽引機で牽引する。そうしておいて、コナラの北側に受け口を刻み、南側の追い口から追い込んでいく。ある程度切るとチェーンソーを止めて、ワイヤーを牽引すると、ミシミシと言いながら倒れていった。

同じ要領でもう1本のコナラを倒す。

倒した後の枝の処理はものすごい量だった。少し離れたところから森を見てみると、森の中は俄然明るくなった。

カタクリには少し明るすぎるかもしれないが、今切っておくと将来が楽になる。作業の後、「カントリーホーム」さんとご一緒に食事をしながら、庭づくりや薪ストーブについてたっぷり話し込んだ。