陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

千曲川 第4戦 増水

2010-04-24 10:58:44 | 釣行記 千曲川編
「来るんじゃぁ無かった・・・」
現地に到着して、川を見て思わず呟いた。
雪解けに加えて、昨日の雨による増水までが。
こりゃ、水温も大分下がってるよなぁ。
盛期ならば、大型を狙える濁りと増水も、この時期には厳しすぎる。


水の中は、足元見えません。(増水で入れないが)

来るんじゃ無かったと思える伏線もあった。
まず、寒さ。
5月を目前に控えていると言うのに、道路が所々凍っちゃってる。
スタッドレスは脱いじゃったし、内山峠を過ぎてからの下りが心配だったこと。
そして、また最近高騰してきた燃料。
日曜日は、朝3時半起きで仕事に出なければならないこと。
(尿路結石は、まだ出ていないが痛みは落ち着いています)
それらを考えると、あまりにも億劫で・・・。
家を出る直前まで迷ったが、「ええい、行ってしまえ」と、結局出発。
そして、冒頭の下りとなったのだ。

ま、一応は竿を振ってみるかと準備を始めるが、
数少ないポイントが、増水と濁りで更に少なくなってしまっている。

最初のポイントに向かう途中、こんな所から竿を出してみました(仕方なく)
高さ4mほどもある護岸の上です。
当然、こんな所は降りられません。
雪解けが治まった頃には、左の細流からの水は無いはずです。
7.5mの竿でも、護岸から1mくらい先にしか届かない。
それでも、まさか?の1匹が釣れてくれちゃいました。
朝の2投目で、21センチのアマゴをキャッチ。
小型とは言え、釣れる気が全くしないこの日の状況で釣れたことが滅茶苦茶嬉しい。
気を良くして、土手を降りて川を目指します。

そして、向かった最初のポイントで、小さいながらもバタバタと2匹を追加。
本当によく釣れてくれた。
正直な感想です。
身体に余裕があるのならば、昼間は釣りを諦めて観光でもして、
水温が上がり水が引いた頃(夕方)を見計らって、
再び釣りをすれば、いい条件になっていると思うのですが。
とても、そんな余裕はありません。
「早く帰って、ゆっくり休もう」
と、1時間あまりの釣りで竿を納めました。

往復130キロ走って千曲川で釣りをして、朝9時には自宅に帰ってきていました。
勿体無いと言えば、勿体無いですが、たまにはそんな釣りもいいでしょう。
何よりも、悪条件の中で釣れてくれた。
もう、それだけで充分かもしれません。
帰る頃には、「あ~、やっぱり来て良かった」
そんな思いもちょっとは頭に過ぎりました。




もう、こんな糸トンボが出てきているんですね。
ヘビやカエルも出てきています。
でもみんな、この日の寒さには驚いていることでしょう。
「季節を間違って出てきてしまったのかな?」なんてね・・・。
でも、帰り道から見える山々の緑が、大分色づいてきたことに気が付きました。


竿   ハイパードリフトサツキ75
道糸  0.5号  
ハリス 0.5号
ガン玉 2B~4B
針   一刀ヤマメ王6号
餌   ミミズ

釣果  アマゴ 21センチ 
    ヤマメ 20センチ 23センチ